守屋多々志美術館
久し振りに守屋多々志美術館に行った
大垣では、唯一の美術館だ
今、「守屋多々志のふるさと大垣」展が開催中だ
守屋多々志は、大正元年、大垣市船町に生まれ
幼少を大垣で過ごした
画家を志し岐阜県出身の前田青邨に師事、
やがて東京美術学校に進学
歴史画を多く描いたほか、
高野山金剛峯寺の障屏画、
高松塚古墳壁画模写事業などに活躍した
平成13年、91歳で亡くなった
ずっと鎌倉に住んでいたが、ふるさと大垣を
こよなく愛し懐かしんでいた
この美術館は、寄贈された作品を中心に
平成13年7月に大垣市守屋多々志美術館として
開館した、というわけだ
今回の「ふるさと大垣」展は、
なつかしい大垣の町をスケッチしたもので
私の一番のお気に入りである
素朴な筆遣いでありながら、独特のタッチ
構図が抜群で、とてもあたたかい絵だ
ふるさとに対するなつかしさ、とともに
やわらかな自然や周りの風景が
いつまでも心に残っている
一枚一枚ゆっくりながめていると
ゆったりした気分になるから不思議である
平日の午後のせいか、来場者は私ひとりのみだ
個人の作品の美術館だからリピーターが
やはり少ないのだろうか
季節ごとに展示替えされるので、ぶらり散歩で
立ち寄っても、そのつど新鮮な思いがするのになあ
奥の細道結びの地を訪ねて全国各地から
大垣へ来る人はけっこういるけど
この美術館を知る人は少ないかもしれない
大垣の観光パンフでも美術館の紹介くらいはあっても
内容まで詳しくはないはず
守屋は、「扇面 芭蕉」シリーズを描いている
「奥の細道」の結び、大垣ももちろん描かれている
大垣から桑名に旅立つ芭蕉を見送る木因達
さすがに、歴史画を得意とするだけあって
描くと時代考証に優れ、
その時の情景が生き生きとした絵になり
観るものを感動させる
こんな作品をみると、
大垣の印象もさらに深いものになるだろう
また、守屋は大垣名産柿羊羹の「槌谷」、
味噌せんべいの「田中屋」などのパッケージも
描いたりしているので、大垣との結びつきは
多面的なのである
美術館を立ち寄った帰りには
水の都、大垣の名物「水まんじゅう」も
近くに売ってますからどうぞ
駅前通り(東側)にある守屋多々志の記念碑
「青雲之地」も必見だよ
今回の「守屋多々志のふるさと大垣」展は
ぜひお勧めしたい
(平成22年6月27日まで開催中)
入館料は、大人300円です
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