2016年1月 6日 (水)

新年始まり、路上観察だ(2)!

南宮大社への初詣の往路は
 1 無用門
 2 無用庇
 3 無用階段
と、トマソン物件のまさに原点みたいなものが
続々と登場しました

さて、帰路はどうでしょうか

ジャ~ン!

見つけました

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「介護される雨どい」

下半身が故障し、垂れ流し状態だった雨水を
太い蛇腹パイプをつなぎ救急手当して
道路側にある側溝に流してるんです

とにかく周辺がビショビショになって大変でした

ブロックもパイプの先を支えており
皆で介護に協力して、もう大丈夫

りっぱに役割果たせそうだね

ホッとして歩きます

またまた道路ぎわに変な物体

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  「小便きりかぶ」

小便小僧のようなものを発見しました

切り株が小便しているようだったので
勝手にこう命名しました

チンチンの色が黄色で針金でグルグル巻き
痛くありませんか

それにしても構造的にはどうなっているのでしょうか
失礼してちょっと切り株に手を触れてみますと
切り株だけひょいと取れてしまいました

「シツレイ!」
慌てて元に戻しました

まるでカツラの頭を引っ張ったようで
後味悪いことをしてしまった思いです。反省!

それにしても手が込んだ演出です
家人の奥ゆかしい思いやりが伝わります

和の心を感じました

できれば、雨の日にもう一度みたいものです

すこしそれて細い道に入ってみましょう

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「会話する石仏の仲間たち」

一見、何の変哲もない古い小さなお地蔵さまです
でもちょっと可愛いのです

緑の楽園に囲まれて、壊れかけのミニお堂に
堂々とお住いの仏サマ

それに寄り添う丸い石は甘えん坊の子供みたい
小さなブロックもこの場に溶け込んでいい雰囲気だ

楽しそうな会話が聞こえてきそうだ

あまりにも話がはずんで喉が乾いたら
左の水道ホースで水を飲んでるかもね

微笑ましい風景です

さて、また広い道路に出ました

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「路肩のパワーストーン」

車止めの木や石はよく見かけるけど
これほど頑強な物件はなかなか見られない

道路幅が急に狭まり
この家も何度か被害にあったのでしょう

ビクともしない大理石のような重い石を
どんと据え付けただけのもの

注意喚起の文字も全くなし!

沈黙をひたすら守り
ぶつかってくるお前が悪い!と言いたげ

家人の決意がにじみ出ています

「路上デビューした火鉢」

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火鉢と言えば
寒い冬、畳の居間で凍えた手をあぶり
暖をとった懐かしい子供の頃が思い出されます

おもちを焼いたり、お湯を沸かしたり、豆を煮たり
オールマイティの暖房器具でした

今やほとんどがお蔵入りか廃棄処分

でも、どっこい、こうして生きているんです

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しかも、公衆の目に触れる玄関先に堂々とデビューです

ちょっと恥ずかしいかもね

水草が生き生きしてなじんでますね

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ここにもありました

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いやぁ~探してみるとけっこうあるんですね

当初の役割を終えたリタイア組が見事に復活した

「断捨離などクソ食らえ」、の精神です

こうした生活の知恵がにじみ出ているモノたちに拍手!

何でもモッタイない、が本当の和の心、伝統です
生かして使う、心がけ

路上観察の楽しみは、こうした庶民の生活感が
モノを通して実感できることでしょうか

ささやかな工夫、笑ってしまいそうな努力が
よく伝わってきます

ふだん気が付かない巷にあふれるモノたちも
違った視点を持つことで、意味が生まれてきます

今回の初詣の路上観察でも
改めてそう確信しました


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2016年1月 4日 (月)

新年始まり、路上観察だ(1)!

南宮大社へ初詣に出かけました

もちろんデジカメは持っていきました

どうせ暇人だから
ぶらぶらのんびり散歩のようなものです

垂井駅近くのスーパーに車を置いて
歩いてすぐにこんな物件を見つけました

「見事なツリー絵画」

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すごい!
思わず息を飲み込んだ

1本の木が壁一面に張り付き上部で大きく広がっている
青いのキャンパスに堂々としかも詳細に描き込んでいる
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空き家が生んだ自然界の超芸術作品だ

いきなりこんな物件に出くわすと
今日は手ごわいぞ

心して歩け!

少しばかり歩くと、出ました!

これこそ超芸術、トマソンの典型!

「なつかしの無用門」

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まさに完璧なトマソン物件です

かつての門柱は残したまま、ブロック壁で閉鎖された


昔はここが出入り口だったのが
何らかの理由で使わなくなったのだろう

でもやっぱり見たところ門ですよね
いまや無用となった門です

「なつかしの」と言ったのは
数年前に発見していたのです

久しぶりの再会です

トマソン物件の特徴は
「とてもはかない」ことなのです

明日消えるかもしれない運命にあるのです

確実に「今」が旬なのです

発見した「その人」のモノなんです

きっとこの家の所有者も工事した業者の方も
トマソン、を知りません

いつ壊されるのかわかりません

だからハカナイ、のです

私はこの一期一会を大切にしようと思います

再会できてホントに嬉しかった

またキョロキョロ歩いて行きますと

ワオ!ありました

「無用庇(ひさし)」

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この家の壁をじっと見てください

何の目的でこの小さな庇があるのでしょうか

雨露をしのぐものが見当たりません
単なる飾りとも思われませんし
何でしょう

やはりこれはトマソン物件でしょうね

キット昔は窓か何かあったかもしれませんが
庇はそのままにしてトタンを張ったのでしょう

立ち止まって考えてましたが難解です
わざわざ家人に聞くことも夢を壊してしまうようでね

また、ゆっくり歩きます

ム、これはひよっとしてトマソン?

「たった二段の無用階段」


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写真ではちょっとわかりにくいのですが
中央の石垣部分だけが二段積みになっており
ステップ状態です

この部分に家の出入り口はないのです
何の目的でしょうか

まさか、プロパンガス業者のため?
そうなると家人は無茶苦茶ヤサシイ人ですよね

だとすると疑わしいトマソン物件ということになります
ちゃんと役立つ目的があるのなら無用とは言えませんね

さて、やっと南宮大社に到着

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大勢の参拝客があり賑わってました

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絵馬やおみくじも飛ぶように売れておりました
特に受験生の合格祈願が目立ちます

「天下分目難関突破」です

かつてはこの地では壬申の乱、関ケ原の闘いがあった
いずれもその後の日本を運命づけたのですから
その気分もわかります

受験生諸君の高揚した気分を少しもらって
帰りものんびり路上観察して帰ります

続きは次回に報告します



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2015年9月 1日 (火)

無用橋

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これは『トマソン』で言うと「無用橋」でしょう
まったく役に立たないものですね

かつてはここが入口だったのでしょう
しかし、何らかに事情でこの橋が無用になった

その橋を断固拒絶するように設置されたブロック塀
実に非情なる仕打ちです

びっしり覆われたツタが時の流れを物語っています


今じゃ間の抜けたコンクリート構造物に成り下がり
何の意味もございません

ガードレールがかつての栄光を忍ばせてくれております

(岐阜県本巣町にて採取)

2015年8月30日 (日)

救急手当された古木

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アレレ、見るからに痛々しいじゃないですか
頭っていうか顔っていうかバッサリ切られてしまった

恥ずかしいのか顔を覆ってしまってある
しかも、新聞紙ですよ

もしかして救急手当のつもりでしょうか
もう少しカッコよくできなかったものですかね

可哀想です
かつては堂々とした雄姿が見られたはずなのに

今じゃ見る影なくこんな姿になって
お気の毒です

いっそのこと、根こそぎ一刀両断にしてやれば
こんな老体さらさずに済んだのになあ

生き物には潮時ってものがありますぜ

(岐阜県本巣町で採取)

2010年12月14日 (火)

石の無用階段だ!

久々に発見しました。

純粋なトマソンだ!

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小さな排水路に設置された階段

わずか5段しかない

石でできており随分頑丈そうだな

上にブロック塀があり、今は使用は不可!

そのまま残った、てわけ

何やらむなしさが漂う

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でも、ちょっと乗りたくなりません?

大丈夫だろうか?

ちょっと不安

           (岐阜県大垣市内)

2010年4月 2日 (金)

トマソン誕生

偶然にトマソンが誕生する瞬間を見た
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街を歩いていたら、
偶然にもこんな現場に出くわした

老朽化した民家が取り壊されている
まさに進行中であります

そして少しずつ、トマソンが出現してきた

いわゆる「超芸術トマソン」の「原爆」といわれるモノである

「原爆」とは、
撤去された物体が
隣接する壁面に遺した原寸大の影のこと

これまで、あちこちの街歩きで見つけた
「原爆型トマソン」は数々あるが
誕生の瞬間を見るのは初めてだ

生まれてまだ湯気がたっているようだ

だが、トマソンは偶然から生まれた超芸術
いつまで存在するのか分らない

はかない存在であるのもトマソンの特質でしょう

跡地に建物が建てばトマソンは消滅するのだ

トマソン物件を発見し、
感嘆し、
思考するということは
私が
今現在
ここに
生きているのだ
ということを認識することでもある

次に通りがかったとき
もう存在しないかもしれない

「一期一会」でもある

                  (岐阜市内で)

2010年3月22日 (月)

無用扉?

Photo
街で見かけました
ごく普通の家の扉ですよね

ビルの横にひっそりあります

一見、何でもない風景です

しかし、少しだけ右にずれたら
アレレ…

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「ごめんください!」
戸を開けて入ったら、
な、な、何と!空っぽでした

「頭隠して、尻かくさず」


まさか夜逃げ屋じゃあるまいし
こんな徹底した持ち出しはないよね

玄関扉だけ残して、
屋根も、柱も、跡かたなく
ぜ~んぶ撤去されつくした
まさに、無用扉です

珍百景候補ですかな!

        (名古屋市西区で発見)

2009年9月29日 (火)

郡上八幡のトマソン的散歩(その2)

郡上八幡は面白い街ですよ

ただし、トマソン的に歩かないとその魅力は
なかなかわかりましぇん

『固いポスト』です

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何と固いポストでしょうか
石製でっす
酔っ払いが足でけっても平気です
でも、あの赤いポストではないんですよ
個人の郵便ポストですから
間違えて投函しないように注意しましょう

『子ども 2題』

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汚れた運動靴が洗って干してあります
石を下に敷いてありますね
お母さんのちょっとした心遣いが感じられます

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忘れ物でしょうか?
イボイボ付きの風船が石垣の上にありました

風船遊びに夢中でしたが、
フト違う遊びに関心が向いて
忘れていったものを、誰かが拾い上げてここに置いた
ちょっとした大人のやさしさ
心遣いがここにもありました
何かほのぼのとした光景です

郡上八幡は子どもを見る眼がやさしいね

『無用階段』
「いがわこみち」という散歩道があります
そこで見たものは?

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そうです
ついに出ました
これこそ純粋トマソン物件
「無用階段」なんです
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この木製の階段の先に木製の塀があります
しかし、扉がないのです
つまり役立たない、無用の階段です
何のためにこんなりっぱなもの作っちゃったんでしょうね

『ゆきすぎた親切』
これ有料駐車場です
とにかく、口うるさいんです
イヤ、しゃべってるわけじゃないんですが
とにかく、観光客から聞かれることを
全部まとめて書いちゃいました

もう答えたくないんですね
疲れちゃって!

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ようきとくれたんな 踊る街

『ボットリって?』

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意味不明な俳句
ボットリって何だ?

『混迷した師匠?』
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きもの専門学院でもあり
ピアノ教室もあり
書道もあります
で、師匠もこんがらかってしまいました
「り」「大」も堂々たる作品です
名前付きで張られて
自慢していいやら、恥ずかしいやら
小さな城下町にはまだ親密な地域密着型の商売が通用してます
なつかしい風景です

いや~、郡上八幡散歩はじつに楽しい
あなたも、ブラリどうですか?

2009年9月28日 (月)

郡上八幡のトマソン的散歩(その1)

郡上八幡を散歩した
もちろんトマソン的散歩だ
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おなじみの吉田川
この橋から少年が飛び込む
おっさんが一人釣りをしていた
ほとんど釣れた様子はない
なんだかユーモラスな光景だった

郡上八幡と言えば何といっても「郡上踊り」だ
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街を歩いていると
夏の徹夜おどりの余韻が今でも聞こえてくるような気がする

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城下町でこうした街並みが広がる
あちこちに用水路が流れている

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宗祇水を見に行く途中だった

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道路わきのかわいい水路に
「さわるなキケン」

よくみると
小さな水車がコトコト回っている
配線がしてあり左の灯りにつながってる
ミニ水力発電だ

おお、まさにエコ的発想ですな
これを考えて作った人に座布団1枚あげましょう

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さてと、これがあの有名な「宗祇水」だ

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水がどんどん湧いているかと思ったがそうでもなかった
どこかの団体さんもドヤドヤやって来て
「何だ」というような顔してさっさと行ってしまった

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でもこういう街はブラブラ適当に歩くのが楽しい
何やらトマソンが発見できそうな予感がする

『悩めるポストマン』

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一体いくつあるの?
どこに入れたらいいの?
家族一人づつのマイポストかな
こんな家が増えたら、と思うとノイローゼになっちゃうぞ!



工事施工記念の手形』

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何でもないごく普通の家の壁ですが
よ~く見ると
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和田工事店
昭和53年4月8日水曜日5時50分。と書いてあり
おまけに手形まで残してある

よほど仕事に自信があったのか
単なる売名行為か
そこんところが不明です。(笑い)
                      (続く)

2009年5月 5日 (火)

壁の超芸術

とにかく、凄いな
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トタン壁全面にこの壮大な模様です
錆びが長年にわたって自然に作り上げたリズミカルな流れ
涙のしずくが滴り落ちているようにもみえます

トロリンチョ、と一斉にふわふわ波の揺れもあります
トドメは、不思議なAの形をした縞模様の不明物体
ワンポイントのアクセントが風流であります

まさにこれはトマソン芸術かもしれません

続いても、トマソン芸術でいう「原爆型」で
お隣の建物が壊したあとも残っている状態

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最近、こうしたタイプは全国の商店街で多く見られる
東京以外のいわゆる地方の商店街の衰退が原因だ

商店街に多くの空き地が見られ、雑草が生えている
老齢化と車社会など人の動きが変わり、
個人商店は絶滅してしまうかもしれない

で、このビルの壁面に残る木造建築の跡だが
コンクリートの硬い表面に凹凸がついてなかなかハードな味だ
特に上部の屋根の部分の傾斜には深いエグリがあって
岩壁に彫刻をほどこした無機質的な白に
西洋的な美を感じ、見とれてしまう

次は古い蔵の壁面だ
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この土蔵の色が抜群にいいネ!
特に下半分の汚れが微妙な味を出している

部分的にジーと見つめていると
人の顔が浮かんできたり、
荒れた海のようにも見えたりする
モノトーンの絵画、墨絵?ムー?

赤い箱、斜めの黄色も少しばかりアクセントになっている

半分開けられた赤錆びた鉄の窓もチョット不気味だ
江戸川乱歩や横溝正史の世界を思い浮かべる

あの蔵には誰かが閉じ込められているのではないか
窓からそっと見ているような視線を感じる

竹鼻商店街には、こうしたレトロな雰囲気がまだ残されている
オモロイ街です!竹鼻商店街!

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