山科から京へ入る
京都へ行った
山科は京都であってもなかなか縁が薄い
いつでも通過していくからだ
そこで、JR琵琶湖線の山科駅で下車して
旧東海道を歩いて
京都の三条大橋をめざすことにした
山科駅のすぐ南をかつての東海道が走っている
狭い旧道は
時間をはさんでは、車が一気に駆け抜ける
歩いていても危険が伴うから
ウロウロしておられない
旧街道の面影も時に見られるが
最近では街道歩きブログが流行していて
同じことをしていてもつまらない
で、自分流に見て歩こうと思う
ミニ車庫兼洗車場だ
町屋風の旧い建物
この横にあるタイヤの黄色と防火バケツの赤とが
派手やかで目にとまった
それに水道も完備してます
さらに、横にはこんな張り紙がありました
「当家の車が帰ってきます」ので・・・
なんとも分かりやすいというか
余計なことというか
関西人は、どうもおしゃべり好きだ
ニセ竹が並ぶ車除け風景
なんでも京風どすえ
コンクリート製の車除けも竹に似せてあります
ちょっと気付けば、そこにも「キョウト」がある
伊右衛門自販機、発見!
「お茶は伊右衛門どすえ」とばかりに
自販機丸ごとイエモンですが
中身はいろいろあります
ホッパラ町という謎のまちがある
街道筋の案内地図に「日ノ岡ホッパラ町」とあった
興味本位に行ってみた
方向が分からず何度も行きつ戻りつ
迷宮の闇にはいってしまった
この町には、きっと
ホッパラ電機、ホッパラ商店など
ホッパラの文字があちこちで目に付き
看板から道路標示まで
ホッパラ天国かな、と想像してわくわくしていた
で、見かけたのが
この京都市広報版、それに市営住宅の看板
わずか2枚のみ
と、いうことはホッパラという名は
あまり歓迎されていないようだ
いささか残念だ
琵琶湖疎水が静かに流れている
旧街道を山際にぎっしりと建つ住宅街を抜ける
何も気をつけないと分からない空間が
ふとした水のささやきに誘われて
足を向けると素晴らしい光景に出会うのだ
琵琶湖疎水は、この山科では
桜や紅葉以外
ジョギング、散歩で
地元の人のみ知っている穴場的存在だ
明治後期から100年以上も京都に水を送り続けている
新緑が独占できる空間がここにある
目にしみいるようなあざやかさ
しかし、
ここでも野生の動物に保護と生活防衛との
葛藤がチラシに書かれていて
現代の大きな課題になっている
猿でも猪でも根は同じ
平成の新撰組同士募集!
「府民の明日も京を守る」警察官募集広告だ
年々、悪質化する犯罪と闘い
京の治安を守るため
若き闘志よ、来たれ、という触れ込みだ
まさしく、平成の新撰組・組員募集案内だ
東京でも警視庁が就活イベントに参加している時代だ
ここのポスター、
筆字で、さすが京都らしい
多聞を好むことなかれ、渇!
疎水の流れる山深くにあったお寺
情報に流されるな、という戒め
さすがに、というか、ご立派
でも、どこか虚しいような思いもするが
「亀の水不動さま」がひっそりと
日ノ岡峠にある通称・亀の水不動さまである
峠越えのとき
しばし旅人が喉を潤した場所といわれている
江戸時代に、木食上人が道路を改修し
同時にこうした休憩所を設けたという
いまではひっそりした住宅街の片隅にひっそり
残っているのみ
頻繁に行き交う右手の国道
左は旧道です
以前はここを京阪・大津線が路面電車で走り
道路に活気があった
東海道のゴールは三条大橋
やっと、着きました
今でも賑わうサイコロの上がり、「三条大橋」
旅の終結点でもあり、出発点でもある
どちらにしても
最初と最後はくるくると回っている
まるでメビウスの環のように
GWの中、昔の時代を思いつつ
京の入り口に着いた
新鮮な気分だった
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