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2013年3月10日 (日)

円山応挙展を見てきた

久々の名古屋だ

所用を済ませてから「栄」で下車
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オアシス21へ
昼過ぎでどこの店も一杯
手っ取り早くスタバでラテにハムチーズ入りパン

愛知県美術館で3月1日から始まった
「円山応挙展」

入場券 1枚 1300円
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音声ガイドを借りる

 
1回500円は高いが
あの説明文を読むのがおっくうで
絵を見る気力がなくなりそうだし
見るポイントが分かる
このお助けマシンは心強い

会場は大勢の人でごった返す
ほとんどが中高年だ

今や、暇と好奇心のあるのは
この年代でしかも小金を持っていそうだし

まして都会だとイベントにはワンサカ集まる
まあ、景気回復にはロートル団塊が一番だ

応挙、ていうと幽霊をたくさん描いてるとか
なんでも鑑定団でニセモノ率が高いとか
その程度の知識しかないオレ

で、音声ガイドの助けにより
ひとつづつ絵を見て行きます

Img_4529

「大石良雄図」
着物姿の女の足や腕が透けて見える
ギョ!なまめかしい
少し見えるエロぽさがいい

「眼鏡絵」
レンズを通してみる風景画とからしいが
のぞきからくりとは違うのかな
江戸時代にこんなものが流行していたんだと驚く
遠近法を使って描いた三十三間堂やら京都名所の原画
清水寺の光景は興味深い

「写生帖 蝶之図、昆虫之図」
蝶や昆虫の表裏のスケッチ
リアルに描かれているね
やっぱり、画家というのはこういうデッサンの基礎力がある
写真がなかった時代、何でも丁寧に写し取る技量が
特に必要だったのだ
本草学にはよく出てくるけど
微妙な違いや特徴をよく観察して的確に表現する
うまいもんだ

「雨竹風竹図屏風」
墨の濃淡だけで雨に濡れた竹、風に揺れる竹を描く
薄く描くことで見えない空気や風が表現される
描かれない空間に存在するモノが見える
西洋画にはない墨の魔力だ
まさに日本の風土でしか理解不可能だろう


今回の圧巻はコレ
「松に孔雀絵襖」
兵庫県大乗寺の襖絵をお寺の部屋ごと
そっくり持ってきて展示した

まるで我々がお寺に訪問したような驚き
美術館らしからぬ演出で手の込んだ展示だ
しかもLEDライトで朝夕の濃淡で絵が変化する

金の下地に墨だけで描かれた孔雀
色がないはずなのに
あたかも着色されているような印象

雄大な襖絵の世界にしばしたたずむ

当時、江戸時代の大乗寺では
誰がこの襖絵をどういう形で見ていたのだろうか

住職と客人が抹茶を頂きながら
鑑賞していたのだろうか

きっとゆっくりとした時間の中に
いたのだろう、と思われる

「藤狗子図」
応挙は子犬が好きらしい
微笑ましくなる絵だ
じゃれあう子犬のしぐさ

オバサン連れはこの絵をみると
「かわいいね」
と笑ってにこやかになる
自然に微笑む

のんびり見ていたらもう1時間半も過ぎていた

ず~と立ちっぱなしだった
ソファに腰掛けた

何となく満足
少し疲れたが心地よい

至福の時間だった

たまには名古屋に出かけてみるのもよいもんだ

田舎ジイサン、一人ごと

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