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2013年3月24日 (日)

デパートの屋上

久し振りにデパートの屋上に上がってみた

名鉄百貨店名古屋本店であります
自動運転のエレベーターで「R」を押した

「上にまいります」の
アナウンスもなく
かつての華やかななりし頃の
デパートガールは今はいない
殺風景な箱と化す

屋上階のドアが開いてみると
ここは倉庫の入り口か

どうやら歓迎されていない

キョロキョロしながら
外に出ると庭園が申し訳程度に
一応ありました
Img_4553

職人さんが花木を植えかえたり
散水したり手を入れてるが
全体的にショボイ印象だ

カネをかけていないことは明白

辺りを見回すと人もまばら

お婆さん連れ、
冴えない営業マン
昼寝のオジサン

ヒマそうな人ばかりだ

かつて、僕らの若いころ
昭和の時代は賑わっていた

遊園地があった
アイスクリームやお菓子を食べながら
ミニ列車などの乗り物が動いていた

デパートでお買いものして
食堂でお昼を食べ
屋上で子供が遊ぶ

楽しい休日の定番だった

夏にはビアガーデンがあった
生ビール、焼き鳥が美味かった

あの頃、デパートは夢を売っていた
何でも売っていた

けど、私のデパートのイメージは
あの、マネキン人形でありました

ホント怖かったね
近寄りがたかった

あの哀しそうな目!

それでも、両親に連れられての
デパートめぐりは楽しかった
ワクワクもした
Img_4541

いつからデパートが凋落したのだろう
今や、地方のデパートは消滅寸前
すでの多くが撤退したり廃業したり
スーパー系や量販店に代わったり

デフレと不景気で高級品は売れない
物価が下落してモノの価値が分からなくなってきた

嗜好が変わったのか

一方で高級ブランド品の人気も根強い
しかし、デパートではあまり買わなくなったのだ

デパートで一番賑わっているのは地下のグルメ街だ
行列をつくっている
ここばかりは好景気だ

一億総グルメでどっち向いても
何でも食いたい餓鬼ばかり

しかし、上階にいくほど人もまばらで
かつての紳士服などメンズコーナーなんか
閑散として歩くのも気が引ける

時代とともにデパートの存在価値も変わった
屋上など見向きもされなくなった

Img_4546

商売繁盛の「お稲荷さん」だけが
いまなお健在だった

2013年3月21日 (木)

ネズミの逆襲

福島第一原発の使用済み燃料プールの冷却システムが停止した
ようやく復旧したが停止した原因は何とネズミだった
これを笑っていいのか
なんともお粗末なことじゃないか
のけのけと発表する東電
恥ずかしくないのかな

この仮設電源装置は2年前の事故以来みるからに粗末な装置で
しかも雨ざらし
ガムテープやビニールで補強しただけのものだ

原子力発電、
なんて聞くと科学の最先端を走り、
人類の培った化学知識の粋を集めた
素晴らしい施設だと思っておった

だが、あの事故以来
まるで悪徳業者の建て売り住宅と同様、
欠陥だらけのハコだった

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今回の停電事故
原因がなかなか発見できずモタモタ手間取った

オイオイ!
停電って、おたく電力会社じゃないの
電気を売ってるんでしょ
1丁目一番地のことでつまづいてるって
どういうこと

しかも原因はネズミでした、ですって

まさにネズミの逆襲だね

いや、猫や犬や牛馬などあらゆる生き物の代表として
ネズミが逆襲したんですよ

事故がなければ
家族と一緒に幸せに暮らしていたであろう動物たち

避難できず取り残された動物たちの恨みつらみ
野生化したり餓死したり
可哀そう

いずれにしてもお粗末な仮設電源
これでいいのか
莫大な復旧費はどこに使われているのか

「まさかネズミが入るとは想定外でした」
なんて言うのかな

こうなるとホント安心できないな

「原発事故なんて起こるはずがない」
「日本が負けるはずがない」

井沢元彦じゃないけど
いわゆる「言霊」に日本は支配されているかもね
悪いこと言うとこれが本当に現実化する
だから、悪いこと、不利なことを思ったり考えたりしてはいけない
発想・思考の停止

事故が起こってから「想定外でした」
これが日本の現実

まさにネズミ君がそれを教えてくれました

ネズミ君ありがとうネ

2013年3月10日 (日)

円山応挙展を見てきた

久々の名古屋だ

所用を済ませてから「栄」で下車
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オアシス21へ
昼過ぎでどこの店も一杯
手っ取り早くスタバでラテにハムチーズ入りパン

愛知県美術館で3月1日から始まった
「円山応挙展」

入場券 1枚 1300円
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音声ガイドを借りる

 
1回500円は高いが
あの説明文を読むのがおっくうで
絵を見る気力がなくなりそうだし
見るポイントが分かる
このお助けマシンは心強い

会場は大勢の人でごった返す
ほとんどが中高年だ

今や、暇と好奇心のあるのは
この年代でしかも小金を持っていそうだし

まして都会だとイベントにはワンサカ集まる
まあ、景気回復にはロートル団塊が一番だ

応挙、ていうと幽霊をたくさん描いてるとか
なんでも鑑定団でニセモノ率が高いとか
その程度の知識しかないオレ

で、音声ガイドの助けにより
ひとつづつ絵を見て行きます

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「大石良雄図」
着物姿の女の足や腕が透けて見える
ギョ!なまめかしい
少し見えるエロぽさがいい

「眼鏡絵」
レンズを通してみる風景画とからしいが
のぞきからくりとは違うのかな
江戸時代にこんなものが流行していたんだと驚く
遠近法を使って描いた三十三間堂やら京都名所の原画
清水寺の光景は興味深い

「写生帖 蝶之図、昆虫之図」
蝶や昆虫の表裏のスケッチ
リアルに描かれているね
やっぱり、画家というのはこういうデッサンの基礎力がある
写真がなかった時代、何でも丁寧に写し取る技量が
特に必要だったのだ
本草学にはよく出てくるけど
微妙な違いや特徴をよく観察して的確に表現する
うまいもんだ

「雨竹風竹図屏風」
墨の濃淡だけで雨に濡れた竹、風に揺れる竹を描く
薄く描くことで見えない空気や風が表現される
描かれない空間に存在するモノが見える
西洋画にはない墨の魔力だ
まさに日本の風土でしか理解不可能だろう


今回の圧巻はコレ
「松に孔雀絵襖」
兵庫県大乗寺の襖絵をお寺の部屋ごと
そっくり持ってきて展示した

まるで我々がお寺に訪問したような驚き
美術館らしからぬ演出で手の込んだ展示だ
しかもLEDライトで朝夕の濃淡で絵が変化する

金の下地に墨だけで描かれた孔雀
色がないはずなのに
あたかも着色されているような印象

雄大な襖絵の世界にしばしたたずむ

当時、江戸時代の大乗寺では
誰がこの襖絵をどういう形で見ていたのだろうか

住職と客人が抹茶を頂きながら
鑑賞していたのだろうか

きっとゆっくりとした時間の中に
いたのだろう、と思われる

「藤狗子図」
応挙は子犬が好きらしい
微笑ましくなる絵だ
じゃれあう子犬のしぐさ

オバサン連れはこの絵をみると
「かわいいね」
と笑ってにこやかになる
自然に微笑む

のんびり見ていたらもう1時間半も過ぎていた

ず~と立ちっぱなしだった
ソファに腰掛けた

何となく満足
少し疲れたが心地よい

至福の時間だった

たまには名古屋に出かけてみるのもよいもんだ

田舎ジイサン、一人ごと

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