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2011年5月12日 (木)

松山・道後のんびり旅(7)


      釣 島

Img_0840
松山空港に着陸する直前、この島がくっきり見えた

あとで気になって地図で確かめてみると
どうやらこの島は「釣島(つるしま)」というらしい

後の島は「興居島」です

空からこの小さな島を肉眼で見るのは初めてのこと

空港に向かって下降中なので手に取るように見える

人家は左の海岸線に少し見える程度
他は畑と山の斜面に木々が島全体を覆っている

島の高台まで道が伸びて畑が開かれている

愛媛県に属するからやはり柑橘類が栽培されている
果樹園だろうか

温暖な瀬戸内海の島ですが、この平和そうな景色を
眺めていると、ある映画のワンシーンが浮かんでくる

あの「裸の島」という映画である

新藤兼人監督、殿山泰司、乙羽信子の二人の夫婦が
毎日毎日舟で水を運び山頂まで担いで運び畑に水をやる

セリフもなく淡々と過酷な労働を無言で繰り返す生活

日本人の勤勉さ、が瀬戸内海の小さな貧しい島を舞台に
物語られている

今から50年ほど前に製作された作品である

映画の内容は忘れてしまったが、夫婦が汗を流し黙々と
働き続けるシーンばかりが深く刻まれている

この釣島には灯台がある

明治6年から照らし続けている、というからかなり歴史的なものだ

海、波、島、船、灯台、風、砂浜、漁火、網…

ロマンチックな響きがあるんだな

ぼんやりと海を見ていたい

でも、あの日(3.11)以来
大半の日本人は海が合わせ持つ残酷さといったものに
気がついて畏怖するようになったかもしれない

しかし、やはり憎い自然の脅威ではあるが住めばミヤコ、
長年住み慣れた故郷を今さら離れたくない

空の上から山や島、町、村を見ていると
何と人間はちっぽけな存在だろうか、なんて思う

     旅の宿

前回の旅は、朝食付の高級旅館での2泊だった
そして夕食は松山市内の繁華街で郷土食かお好みの料理店で
とるという予定だった

しかし、大街道付近の街を歩いたが
お目当ての店がひとつも見つからない
ガイドブックとは違ったりしていたので
そのうち、疲れてしまいごく普通の店に入ってしまった

その点で残念で心残りがあった

今回の旅の宿の選択は
道後温泉の中にあり本館が近いこと
食事が少量で旨そうなところだった

これまでたびたび温泉旅館へ宿泊したが
たいてい食べきれないほどの品数が並んで
手をつけないままに残してしまうことがあった

私たちは日頃から小食なので
旅行だからといってどんと食べられない

それより自分たちの好きなものを少しずつ
食べれたら十分満足なんだ

でも、どの旅館も豪華な夕食を準備しております
まるで宴会のような料理がズラリ

かといって朝食のみではまた前回の二の舞
温泉はホテルよりもやはり和室でくつろぎたい

そこで今回ネットから選んだ旅館は
食事が二つから選択できる軽めの夕食が
ついた○○ホテルだ

でもそれが大失敗だった

施設がかなり老朽化している
部屋の造りがかなり昔風
例えばトイレは和式便器にシャワートイレをくっつけたもの

壁は一部すき間があったり隣室の扉の開閉がよく聞こえたりと
快適空間には程遠い

だから比較的安価なんだ

肝心の食事も予想していたより悪い
応対する従業員が少ないうえ
料理が全体的に冷たくて

割子弁当のようにいろいろ並べて
見かけは一見良いが
味がさえない

でも、鯛飯や鯛の刺身などはさすがに美味い
瀬戸内の魚のおかげだろう

そういうわけで今回の旅は宿でガッカリだった

いつも思うのだが旅館は食事を
選択制にできないのだろうか

多くのメニューを準備する必要があることや
板前の人手不足もあり
けっこう難しいことかもしれないけどね

シティホテルの良さは、
宿泊と食事が別々になっていることだ

鞄を置いて気軽に街歩きし
素敵なレストランに入り
好きなものを好きなだけ注文する

贅沢も、質素も自分の体調、懐具合で何とでもなる
それがいいんだ


でも松山とは違い、一般的な温泉町となると
それほど街に食事処があるわけではない

最近はどこの温泉街も寂れてしまって、
外食するのは相当不便だ

大規模な温泉旅館では
土産から夜食まで全部旅館内で済むように
売店からカラオケ、喫茶、夜食コーナーまである

そうなると食事抜きの宿泊はとても苦労する

場合によってはコンビニ弁当で繋ぐことになり
トホホな旅になる

誰も日本のこういうシステムになぜノーと言わないのか

テレビの旅番組じゃないが
豪華ですばらしい宿ばかりじゃありません



ちょっと、「旅の宿」について考えてしまった

                 
       「松山・道後のんびり旅」 おわり

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