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2011年5月23日 (月)

「林 静一」が懐かしい!

林 静一展が恵那市の中山道広重美術館で開催されている

Img_11991
恵那市のJR恵那駅前にあるこの美術館は、
広重の浮世絵版画を専門とする小さな美術館である

東海道や木曽海道(中山道)の浮世絵版画を見に
これまで数回訪れている

建物や内部空間の広がり、版画体験コーナーや
ミュージアムショップなど
楽しくあるいはおしゃれな雰囲気もあって
なかなか気にいっている

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さて、今回の「林 静一」であるが
私くらいの年代ではたいてい
「赤色エレジー」を思い出す

そして、雑誌「ガロ」や歌手・あがた森魚も
なつかしい

あの頃、まだ学生だった
学園紛争が全国で起き、いわゆるノンポリでも
否応なく嵐に巻き込まれ、むしゃむしゃ気分で
先行きが見えず
もの哀しくて切ない気分があった

漫画の世界も、つげ義春、林 静一あたりを
雰囲気で読んでいた

つげの意味不明な言葉、に対し
林はコトバ少ないストーリーだったな

Img_1202
(今回、懐かしくて買ってしまった漫画)

入口で入館料800円を払い分厚い扉に進む

警備員?のほか誰もいない
静かだ

ロッテの「小梅ちゃん」がたくさんいたけど
あ、そうか、この絵は林 静一か!

次は
現代美人画「春・夏・秋・冬」コーナー

驚いた

というより、驚嘆してしまうな!

描かれた和服姿の少女の表情の
なんと美しいことか

とくに横顔の首から肩に流れる細いラインは
女性っぽい柔らかで温かい

とくに目がいい
伏目がちで物憂い感じがよく出ている

着物を着たときの首筋、腰、足に現われる複雑な
しわや丸みが色っぽい


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これまで、漫画家・林 静一として
知られていたが

「漫」がとれた「画家」としての林 静一を
初めて見た

「ガロ」の漫画では知り得ないこともある

「色」だ

ここの展示された絵をみると
配色がとてもいい

四季を彩る風景や生活に溶け込む
豊かな日本の情景にピッタリ

上手く表現できないが
とにかく描かれた世界が懐かしく
「ほっ」とする気分にさせられるのだ

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どことなく竹下夢二と相通じるものがあるような気もする

日本の歴史や風土に育まれた美しさや奥深さが
伝わってくるようだ

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さて、今回の特別企画展のタイトルは

ー現代の浮世絵師ー
   画家・林 静一

「小梅ちゃん」から「赤色エレジー」まで

と、なっている

江戸時代の人気浮世絵師・広重と
現代に描く林静一の絵の世界は

どこかで水脈が同じところから
きているのかもしれない

わざわざ、「画家・林静一」とするのも
私のように漫画家としての林は知ってるが

画家はまったく知らない、という人が多いから?

いずれにしても

恵那に来て、偶然立ち寄った美術館で
思いがけず
懐かしくもこころが洗われる気分に
させてもらった

今回の「林 静一」展は
6月12日(日)まで開催されてますから
東濃散歩にお出かけの際、
ちょっと立ち寄られるといいですよ

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