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2011年4月13日 (水)

「二十四の瞳」を観た!

映画「二十四の瞳」を観た

NHK・BSプレミアムで放映されていた

1954年製作だから57年も前だが
デジタルリマスター版で
絵も音もキレイに修復されている

もちろんモノクロ映画である
Img_0787

とにかくすべての意味で懐かしいのひとことに尽きる

それに12人の子役たちのなんと愛おしいことか

この映画の封切は昭和29年だという

まだ子供の頃だったから観たとしても覚えていないだろうな

それともテレビで再放映を観たのかな

風景がとにかく懐かしい

昭和の初めとはどういう情景だったのか

着物姿の子供たち
砂ぼこりの舞う道
ボンネットバスが走る
木造の校舎
藁ぶきの民家
自転車がめずらしい

モノクロ映画にはどこか時代の貧しさがにじむ

私自身のアルバムでも子供の頃は白黒写真ばかりだった
誰でも素朴な表情で微笑んでいた

ちょっと眩しいようなはにかんだ顔だったな

「宮本常一が撮った昭和の情景」という写真集がある
全国各地を歩いて写した写真と記録分がまとめられたものだ

民俗学者・宮本常一が歩き回って撮った写真が
10万枚ともいわれている

宮本の生家は瀬戸内海の周防大島にある
二十四の瞳の舞台は同じ瀬戸内海の小豆島

どことなく似通った風景がイメージ的に重なるところがある

Img_0788

この映画にもうひとつ懐かしくさせるのは
挿入歌のほとんどが童謡であることだ

ちょっと並べても

荒城の月、  埴生の宿、  ふるさと、
浜辺の歌、  星の界、     港、
七つの子、  朧月夜、    村の鍛冶屋、

などなど

それにテーマ的な部分には「アニーローリー」が歌われている

昔を思い出す感動のシーンでは「仰げば尊し」が出てくる
何とももの悲しいコーラスが響き渡る

戦死した教え子の無邪気な子供の頃が思い出され涙する
これまでの人生は何だったのか

高峰秀子が演じる大石先生の哀しみは戦後10年近くたって
落ち着き始めた日本人に共通したものだったのだろう

なんか東北大震災に遭遇した
今の我々にとってため息が出るほど
こころに胸打つものがある

穏やかな瀬戸内海の海にも
哀しみの風が吹いてくるようだ

家族というのは何か、
生きることの深い感動を与える映画である






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