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2010年11月 8日 (月)

西美濃にも古刹・瑞巌寺あり!

瑞巌寺といえば、
あの宮城県、松島の瑞巌寺が思い浮かぶが
どっこい、この西美濃にもりっぱな瑞巌寺があります

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池田山と小島山の間を
揖斐川の支流・粕川が流れている

その右岸にある瑞岩寺という集落

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あたり一面、田や畑が広がっている
素晴らしい晴天だが、空気はひんやりしている

静かなゆったりした時間が流れている
そういう雰囲気の中に瑞巌寺はある

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かつて栄えた頃は、
この地区一帯がすべて瑞巌寺の寺域であったという

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瑞巌寺の創建は室町時代の建武3年(1336年)

当時の美濃尾張伊勢の3国守護・土岐頼康で
戦病死した父・頼清の菩提を弔うためだった

土岐氏というのは、いわゆる美濃源氏の呼び名で
武士である源氏の血をひく有力な子孫が各地に
定着し、その土地の名を名乗ったことから始まる

現在、西濃に対し東濃と呼ぶ土岐市、瑞浪市周辺を
中心に岐阜や揖斐、池田、大野町辺りに
勢力を張ったようだ

時代的には室町時代から戦国時代になって
斎藤道三に滅ぼされるまで
美濃地方は土岐氏が支配していた

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山門横に「後光厳天皇勅願所」の石柱がある

瑞巌寺の寺歴の中で特筆すべきが
文和2年(1353年)北朝・後光厳天皇の頓宮となった
いわゆる小島(おじま)頓宮である

南朝との争いで京の騒乱を避け、土岐頼康を頼って
この地に避難したのである

その期間はわずか2~3ヶ月だったそうだが、
当時の関白二条良基が病気で同行できず、
後から遅れて駆けつけたのだ。

そのときの旅日記が有名な「小島のすさみ」である
原本は焼失してしまったらしいが、写本が残されている

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二条良基が病弱の身でやっと近くまでたどり着いたが、
もう1歩も歩けない。
その時に偶然飲んだ湧水で元気を取り戻したという
のが「二条関白蘇生の泉」で瑞巌寺の途中にある

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山陰になって、いつもひやりとした空気が包んでいる
水を汲みにくる人が多い

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本堂は陽が射して今日はとても温かい

瑞巌寺は、正式には
  萬松山 瑞巌報国禅寺 といい

 臨済宗・妙心寺派に属するいわゆる禅寺です

今回は2回目の参拝というか訪問になる

始めてきた時は、予備知識もほとんどなしで
誰もいなかったので遠慮がちで不審者のように
ウロウロしていた、薄い記憶がある


今日は、「にしみの探求 ふるさとの旅」
という生涯学習の講座がこの寺で開催された

100名以上の人が参加しているようで
本堂もぎっしりだった

誰でも参加できるけど、ほとんどが60代以上の
いわゆるリタイア組で、熱心な女性もいる

歴女なんていうタイプじゃないが、
近頃、ふるさとの歴史や文化に関心を持つ人が
ずいぶん増えてきたようだ。

知らなかったことが解った時の歓びは
難解なクロスワードの謎解きのような
快感を伴うのだ

テレビの池上さんの「そうだったのか!」という
心理と同じだろうな

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講師は瑞巌寺の住職の岡部さんという方だ

かつては教師をしていたというから
話の進め方がうまい

温厚そうな人柄で、知識も豊富、
ときどきユーモアをまじえて笑わせる

この寺に対する敬愛が強く自信を持って
話をされるのだ

話の中で「日本三瑞巌」とは
松島・小島・徳島だそうだ

そのうち、あの仙台の松島の瑞巌寺は
天台宗から禅宗に変わったので、禅宗として
この小島の方が一番古いんです、と自慢?なさる

また、小島頓宮の場所については、白樫説などあるが
やはり瑞巌寺がピッタリ合致してます、とか…
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ゆかりのある僧も多く来ているそうだ

例えば、円空さんもしばらく滞在し、この観音像を
彫り残していかれたという

今日は、特別拝観できた

そのほかにも、後光厳天皇の下賜品、足利義満の
御教書など特別に拝観できたのはよかった

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境内を歩く

「小島頓宮跡の碑」も庭園内に建っている

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大岩があり「紫雲石」というんだそうで、行基菩薩
伝説があるとか。

石の割れ目から紫の煙が立ち込め、ここにお堂を
建てたのがそもそもの始まりとか…

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このかわいい石仏はどういうのかわかりませんが
ちょっと見かけて、心が安らぎましたね

ごく自然にちょこんと置いてあるんですが
いつまでも見ていたい気になります

山里離れたところでもないですが
とても静かで落ち着きます

拝観料をとるような国宝もないし
いわゆる観光寺でもなし
名物の料理も菓子もなし

なしなしずくしですが
のんびりウォーキングしたり

かつて騒乱の南北朝を思い起こしたり

座禅もできるそうですので、心が迷った方
迷ってない方でもちょっと訪れてみては
どうでしょうか

まだちょっと紅葉は早いようですがね…












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