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2010年8月 1日 (日)

藤森照信展

「諏訪の記憶とフジモリ建築」

7月24日から8月29日まで
茅野市美術館で開催されている
藤森照信美術展に行った
Img_7105


藤森照信氏は
茅野市出身で
建築史家、
あるいは建築家として知られるが

私にとっては
路上観察学会のメンバーとしての
フジモリさんの方が
親しみがあります

すでに
7月24日に開催された
「路上観察学会 物件品評会
in 茅野」の詳細について書いたので
今回はこの美術展について
ちょっと書いてみたい
Img_70551

7月24日午前10時に
オープニングセレモニーがあった
茅野市長とか来賓の挨拶やらがあって
藤森さんもあいさつ
「世界の最も倒れやすい建築10の中に
私は9番目に入ってます(笑)
喜んでいいのかどうか」

その後、テープカットして開場
来賓やら招待客がぞろぞろ入場した

少したって、
一般も入場OKとなり
500円の観覧料を払って開場に入る

Img_7063

いきなり奇妙な展示物があった
「東京計画2107」という
水没したその後の東京の未来図
とか…
Img_7068

主な展示物は、
藤森氏の設計デザインの下絵
藤森建築特有?の素材の展示と説明、

これまで手がけた建築物の写真パネル、
茅野の路上観察物件の写真、
Img_7096
それに
今回のために作製された「空飛ぶ泥舟」が
ガラス越しに野外展示されるなど
なかなかユニークで面白い
Img_7064

この「空飛ぶ泥舟」は市民参加によるワークショップ
や藤森氏の幼馴染の協力により完成したという
不思議な乗り物?
Img_7072
あれ、梯子が掛けられ乗り込んでいくぞ
3~4人は入っていったが
私も中には入れないのだろうか?

美術館の人に聞いてみたら
招待客のみです、とのこと
残念!
それにしてもワイヤーの身で吊り下げられて
ちょっと怖い気もする

ところで、藤森氏が最初に設計を手がけたのは
郷里の茅野市宮川にある「神長官守矢史料館」だ

で、見てきました
Img_1980

一見するととても新しい建物に見えない
自然で素朴な素材を使い、御柱が付きぬけるような
ユニークな建物であり不思議と記憶に残る

Img_1974
中に入ると仰天する

諏訪大社の神官のトップ守矢家の長い長い歴史
自然崇拝の闇の世界?のようなものがじわじわ
伝わってくる

この近くに藤森の実家があり「高過庵」という
建築があるらしい
探したが見つけられなかった

写真で見ると高い木の上に造られた茶室らしい

なんだか子供の頃、よく夢見た自分たちの砦の
ような建物でちょっと懐かしい気がした

Img_1990

藤森建築と路上観察とはどう繋がっているのだろうか
藤森氏本人は「そこのところは、僕もよく分らない」
と言う

しかし、意識の奥には、生まれ育った諏訪の原風景
すなわち、御柱祭、石や祠、森や樹木といった
自然崇拝のDNAが宿っているに違いない

ところで、わが「にしみの夢通信」としては
岐阜県西美濃地方と何らかの繋がりはないのかな?

それがあるのです!

大垣のある書店で偶然見つけた藤森氏の著作
「建築素材の旅」(こんなようなタイトルだった)
の中で、彼はこの西美濃に来ている
ことがわかった

ひとつは、「大理石」
大垣の矢橋大理石の工場にきていた

もうひとつは「柿渋」
揖斐郡池田町の柿渋生産業者を訪ねている

藤森建築は自然の素材を生かしたもので
漆喰、鉄平石、焼杉、銅板などとともに
重要な素材のひとつだった

身近なところに
藤森建築を支える伝統技術や職人がいるのを
うれしく思いましたね

路上観察を通じて、
フジモリ建築という世界を知り
共感した部分もあってよかった

あ、「藤森照信展」のカタログもお勧めですよ

路上観察についてのトークも載ってます

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