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2010年7月12日 (月)

松江・出雲の旅(4)

   八重垣神社

夏の日暮れは7時過ぎだから
旅行者にはありがたい

そこで、松江から少し郊外にある
八重垣神社へ行ってみることにした

駅前の観光案内所でバスの時刻を聞く
神社までは20分で行ける
が、1時間に1本しかない
帰りのバスもちょうど1時間後だ

そりゃそうだろうな
今や、地方の電車、バスという公共交通機関は
大赤字で、それでも地元の足の確保という使命で
補助を受けながらなんとか運営しているのだ

郵政民営化やNTT、農協といった地方の勤務先が
次々に廃止・統合され、地方切り捨て時代だ

高齢者と子供ばかりが田舎に残り、
どこへ行っても青息吐息の生活だ

その大切な足である生活路線バスに
主婦や高校生に混じってやっと乗り込む

Img_2163

終点が「八重垣神社」だ
周囲は民家が少しあるだけで寂しい雰囲気だ

平日の夕方なので参拝者はほとんどいない
Img_2165

あまり見たことがない狛犬がいた

ヒビ割れて欠落しているところもある
ちょっと形が変わっていて面白い

Img_2174
Img_2175

八重垣神社の祭神は
八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したスサノオノミコト

宍道湖にそそぐ大川・斐伊川の上流がその舞台といわれている
Img_2167

古事記によれば
退治した大蛇の尻尾から出てきた剣が
いわゆる三種の神器のひとつ「草彅の剣」だ
スサノオはこの剣をアマテラスに献上したという

大蛇退治したスサノオに救われた
稲田姫命は妻となって多くの子を産んだ

スサノオは鬱蒼とした森の中に、
妻を守るため八重垣を作った

『八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 
          八重垣作る その八重垣を』

スサノオの喜びを表した歌でよく知られている


今日は曇り空だったので、
「八雲立つ」風景は見られず残念

神社の奥に入ると若い女性に人気のスポット
「鏡の池」がある
Img_2168

占いを書いた和紙の上に、10円や100円硬貨を乗せて
水に浮かべ、15分以内に沈むと早く良縁に恵まれる

また、近くに沈めば身近に、離れて沈めば遠くに
相手がいる、ということらしい

このことは、古事記にはない話だが
やはり、縁結びの神サマにはピッタリだ

Img_2169

残念ながら誰もいなかったので、沈む様子は見られず
沈んだ真白の和紙をながめた

Img_2170
稲田姫命がこの水を飲み、
鏡としてこの水に容姿を写していたのだろう

よくみると、水がゼリー状に見えてくる
サラサラの水というより、ネバっこい水の感じだ

不思議な感じがする、と思った


岐阜県の揖斐川上流にある「夜叉が池」にも
同じような伝説がある

毎年夏になると、神主が化粧品などをお盆に載せて
池に流す
そうすると、不思議なことにヒタヒタと向こう岸に流れていく
いつの間にかお盆が引っくり返って、またお盆が戻ってくる
だが、本当にそうなるかは知らないが…

やはり水にちなむ川、池、そして雨、洪水、日照り
といった自然の脅威に対する恐れが伝説を生みだした


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隣接して結婚式場?があり
こんな看板が立っていた

Img_2166
境内に山神神社があった
よくみると左右にチン座するのは
でっかい男のシンボルだ

柔な男じゃダメ!ってこと
たくましい肉体も当然ですよね

これまた、愛知県小牧市にある田懸神社を想い出しますねぇ~
子孫繁栄、五穀豊穣です

八重垣神社参拝はこれにて終わり、
貴重なバスに揺られて
松江駅に到着したのは6時を過ぎていた

駅前にある全国チェ~ンの居酒屋に入り
ホテルに戻ったら、
酔いと疲れでバタンキュ~でした

   
     〈続きは次回(5)へ〉


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