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2010年7月31日 (土)

お千代保稲荷の三不思議?

久し振りにお千代保稲荷に行った

土日やら月末には大繁盛で人がぶつかるほどだ

でも、今日は平日でどこもガラガラだ

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行くたびに商店街が変化している
店も増えてきており、改築してキレイになってきた

庶民的な店が多く、ブラブラできるので人気がある
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もちろんお稲荷さんだから商売繁盛のカミサマに
あやかりたいという人が押しかけるのだ

そこで、今日は
面白いもの、というかナニコレ!というか
不思議なものを見つけた

その1
    次々消える七福神!


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ある店の横に置かれたこの宝船
よく見ると、4人しか乗っていない

で、昨年夏ごろに写した写真がこちら
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この時は、まだ6人確かにいたのだ
あれからまた二人がどこかへ行ったらしい
まだ景気が悪いのにブラブラ遊んでいてもチョット困る

その2
    キツネの遊び

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お稲荷さんといえば、キツネだ
お千代保さんにも多くのキツネの石像が並ぶ

そのなかに、こんな遊びをしてるキツネをみつけた
なんていうゲームなのかしらない

首ひっぱりゲームなんかな?
しかもネクタイなんか使ってるよ

でも、やり過ぎてこんなことになったら大変だよ!

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ありゃ、ほんとだ!タイヘンだわ

遊びもほどほどにしといてね

その3
    謎の警告!

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本殿右にあるオモカルさんのすぐ横に
トタンで囲った不思議なものがある
そこに張り付けられた奇妙な警告文

「足止め」ってなに?
履物を打ちつけないこと!
藁人形・写真は絶対打ちつけないこと!

なんだ?これは!
なんかゾ~とするような

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よく見るとその囲いからいろんな靴が少しはみ出している

なんか事情があってこの靴がここにあるらしい
聞いてみたいような、
聞きたくないような話だろうか?

ミステリースポットなのかな
お千代保稲荷に何回も行っているのに
これまで全く気がつかなかった

世の中、不思議なものがけっこうありますね

2010年7月28日 (水)

路上観察学会 物件品評会in茅野

「諏訪の記憶とフジモリ建築」と銘打って
藤森照信展が
2010年7月24日から
茅野市美術館で始まった

その関連企画として
6月26日に
「路上観察学入門講座」
7月24日に
「路上観察学会 物件品評会 in 茅野」
があった

前回の入門講座に引き続き
今回の物品品評会にも参加

「にしみの夢通信」は
「路上観察」も大きなテーマとしておるので
こりゃ参加しないわけにはいかんだろう

物件の公募もあったので、
私も数点応募をしたのであります

さて、24日は早朝大垣ICから諏訪ICまで
ぶっ飛ばして9時30分ごろ茅野市に到着

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今回の入場整理券はこの時点で100人目であった
600人収容のホールですが
前回の様子からまあ300人くらいと予想した
超満員にでもなればそれこそ恐ろしい


午後1時半、開場
予想どおり開場の半分ぐらいが埋まった

2時から「路上観察」についてのDVD映像が流れ
これまでの優良物件が紹介された

2時半から品評会がスタート
路上観察学会の5人のメンバーが登場

赤瀬川原平〈作家、画家)
藤森照信(建築家)
南伸坊(イラストレーター)
林丈二(エッセイスト)
松田哲夫(編集者)

いずれも個性があって
登場するだけで楽しくなる
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まずは5人それぞれが
茅野市を歩いて見つけた物件の紹介

今年の4月3,4日の御柱祭の日に
事前に歩いて採集したとのことだ

スクリーンに物件ひとつずつ映し出される
松田さんが進行役を務め
写した本人が説明する
それについて他のメンバーがコメントする

たとえば林さん
お稲荷さんに大小のキツネの置物が並ぶ
その中に、ネコが混じっているのを発見!
タイトルは「キツネコ」
何で招き猫がいるのか謎だ
この可笑しさがいいんだな!

赤瀬川さんは石造物が多いのに着目
珍しい騎馬地蔵もある

藤森さん、南さん、松田さんは蔵ワッペンに注目
「蔵ワッペン」とは、
蔵の棟木を隠すための飾りのことで
地元出身の藤森さんが命名した?

いわゆる蔵ワッペンは私の見たところ
ほとんど「水」だったり「魚」だったり
その家の苗字や家紋のようなものばかりだった

茅野では大黒や恵比寿、鶴亀など多彩だ

石造物の多さもビックリだ
祖先の代から引き継がれてきたもので
路上の片隅などに置かれている

こうした5人の雑談は
それぞれ違う視点があり
また共感しあったり、
異議を唱えたりで
まとまるようでまとまらない
そういうところが
ホントに愉快なんだ

デモね~、
それぞれの面白さは
ここでどう説明し書いてみても
なかなか伝わりにくいんですヨ


これらの採集物件の写真は
「藤森照信展」の中で見られるので
関心のある方は、どうぞ
8月29日(日)まで開催してますよ

さて、次は一般からの公募物件の品評です

松田さんが
「今回、250点余りの応募があった
そのうち50点ほどに絞りましたので
選から漏れた方はごめんなさい」
と事前にお断り

いよいよ物件が映し出される

私も応募したのでドキドキである

ランダムに物件が写されて
学会の先生方がコメントとか感想とか
述べながら進行していく

お!出ました!
私の応募物件
まずはこれです
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どうです?
何か顔に見えますでしょ!
長いまつげしてますね
何てかいてあります?
なんて話されてましたような

こういうタイプの物件
つまり建物が顔に見えるものを「フェイス」
応募物件にはけっこうありましたね
髭生やしたり、笑っているようなもの
で、こういうタイプは探しやすいんです

まだありました!
これです
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これ、どういうものか分ります?
蔵を巻き込んで家を造ってあるんですよ

普通、蔵って大きなお屋敷の西北辺りに
ドンと建ててあるでしょ
「蔵の形や蔵ワッペンもよく出ていて
わかりやすいですね」なんてコメントもあった
「こういうのは、この地方ではよくみかけますよね
藤森さん、なんていうんですか?」
「確か、建て込みっていうかな?」
こんな会話もあったようです

この2点が何とか、50点中に選ばれた

でも、他の応募物件をず~と見てますと
私の物件はどうも一般的すぎて
何かインパクトにかけると思いましたね

応募するのにも、
イマイチ自分としては面白くない
と思いましたが、めったにないチャンスですので
応募したんです

5人の選者が優秀物件1点ずつ選出しました

お稲荷さんのミニ鳥居
ミニクーパーの前部分のみの看板?
いい加減なもので屋根を支える物置
蔵の窓を支えるえびすさん

あと、何だったか忘れました

選ばれた物件の応募者の話から
ほとんどが地元の人だったようだ
そうじゃないとこれだけの傑作は見つからないゾ!

私のように初めての旅人としてと茅野、諏訪に来て
ほんの数時間ずつ歩いただけだから
ポイントが押さえられない、のが辛い
もう少し歩かないとね

でも、最後に藤森さんが
「僕の地元で路上観察やって、何にもない
面白くないなあ、と言われないかと心配してましたが
けっこう面白いものがたくさん出てほっとしてます」
というような感想で締めくくっておられましたし

赤瀬川さんも
茅野には祠や石やら不思議なものがたくさん
残ってます、なかなか面白いね」とか

誰でしたか
「どんなものが出てくるのか心配でしたが
今回は相当レベルも高く路上観察をよく知って楽しんで
おられる」
とかでよかったです

こうして5時にやっと品評会は終わりました

いや、実に面白かったし、
自分の進む道はまだまだ遠くて険しい(笑)ことを
痛感しました

「路上観察は奥が深いし幅もひろい」


(開催中の藤森照信展については、あらためて書きます)

2010年7月23日 (金)

デジカメ、水没!

ああ、暑い!暑い!暑い!

とにかく「暑い」のコトバばかり先行しちゃって

昨日は、あの多治見市で39.4度だったし

また、今日も暑い、暑い!

私の部屋で、今37度越えてますよ
もちろん、冷房は入れてません
窓を開けて扇風機を廻しても
なんか生ぬるい温風がきて気持ちワル~!

こういう時は予期せぬ失敗がおこります

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そんな中で、昨日

デジカメを落としちゃったョ!

しかも、水溜まりの中へネ

サ・イ・ア・クだ!

夕方、畑で草刈り作業中、ちょっとうつむいた時
胸ポケットからデジカメがスルスルと落ちた

ちょうど運悪く、水が溜まっていた場所にドポ~ン

「ワオ!」

あわてて取り上げてティッシュで拭き電池、メディアを
取りだした。そして乾かした

夜、再び電池を入れてテスト
クウィ~ンと電源は回復したようだが?
液晶画面が真っ黒だ

ダメだ、こりゃおしまいだ!

昨年暮れに買ったばかりなのに…

機種はキャノンのIXY 930IS です

愛用してたのに!

いつ、どこに行くときもポケットに忍ばせて
メモ代わりにシャッターを切った

「老人力」がついた私にはよくできた助手だった

いつもブログではこいつに世話になったのになあ

暑さのせいで、ちょっとぼんやりしてたのかなぁ

それにつけても残念なり!

2010年7月18日 (日)

梅雨開けて、バナナ瓜うまし!

昨日、梅雨が明けた

じめじめ、べたべたの毎日が続き
ホントに心までがいじけていた

今日の空は夏の空である
暑いけど、風も吹いて過ごしやすい

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最近のゲリラ豪雨はヒドイ!

人の予期しない被害をもたらして
決して他人事ではない

梅雨が明けてホントにホッとした

わが家の畑でも夏の野菜が少しだが収穫している

きゅうり、なす、トマト、インゲン、青葉、ししとう

我流の野菜づくりで、出来不出来が生じる
去年豊作でも、今年はゼロという時もある

昨年、トウガンを作った
豊作だった
収穫してゴロゴロ家に転がっていた
けっきょく、食べきれなくて最後には捨てた

で、今年は作らなかった

その代わりと言っては何だが
今年は、真桑瓜、バナナ瓜に挑戦した
園芸店で1本づつ苗を購入した
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で、真桑瓜は苗が育つ前に枯れてしまったが
バナナ瓜は大きく育ちました


黄色くなってきたので取って来ました
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冷蔵庫で冷やして切ってみました

ほんのり甘く美味いんです!

食卓に出した分がいっきに無くなりました
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最近、果物の甘さばかりが注目されていますが
ほんのり甘いというのも良いもんです

江戸時代に将軍家に献上されたという真桑瓜
(根尾川の東の真桑村が発祥の地とか現・本巣市)

これだって、あんまり甘くないですよ
でも、冷水で冷たくして将軍の食卓に上った

ああ、夏だなあ、という
すだれやうちわや花火とともに
夏の風物詩だったのですよ

それにしても、バナナ瓜って、
「バナナ売り」のひっかけで
私も冗談で名前にホレテ
「バナナウリ」を買ったところがあります〈笑)

まあ、形が確かに太ったバナナっていうイメージがありますが

食品スーパーや果物屋さんには見かけませんね
まだ一般的じゃないんですね

でも、そういうもんが食べられ味わえる喜びは
やっぱり、作っているからなんだ、と感謝してます

2010年7月17日 (土)

松江・出雲の旅(9)

さて、旅の最後は、水木しげるロードだ
駐車場からひとまずJR境港駅に向かう
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ホームには「ねずみ男列車」が到着
子供たちは喜ぶだろうな

さっそく、駅前には執筆中の水木さんを
鬼太郎、ねずみ男、目玉おやじが見ている場面だ

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駅から800メートルの妖怪ロードには
ねこ娘、ぬり壁、こなき爺、砂かけ婆、などなど
妖怪のブロンズ像がなんと134体もあるんだって!
全部見てたら日が暮れますね〈笑)
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私にとっては鬼太郎といえば
テレビ「墓場の鬼太郎」ですねぇ
「ゲゲ、ゲゲゲのゲェ~」という歌いだしは
なつかしいよ

この岩魚坊主は岐阜県の妖怪らしいぞ

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妖怪神社もあります
よくみると鳥居が一反もめんですね
右には、目玉おやじがいる

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絵馬もあります。

どんな願い事すりゃいいのかな?

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下水道マンホールもこんな感じです

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水木しげるロードには妖怪にあやかったお店が
たくさん並んでいます
目玉おやじの看板
これは酒屋ですか?
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これは理髪店
とにかく、あっちにもこっちにも
妖怪一色なんですよ
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もちろん、お土産も妖怪ものがワンサ!

まんじゅう、せんべい、酒、グッズなど

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鬼太郎どらやきとか…
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ロードの先には
「水木しげる記念館」があります
入館料700円で入ります

平日で観光バスでドヤドヤやってきた
パワーあふれるオバサンばかりだ

きっと、夏休みは大勢の子供、家族で賑わうでしょう

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水木さんの経歴から始まって、妖怪のご紹介やら
世界の妖怪やらが登場します

とにかく妖怪ワールドとでも云いましょうか

でも、怖いというより何か楽しいですよ
どこかで人間の習性が出ているようで
親しみを感じますね

ちょっと楽しいのは
「東海道五十三次」ならぬ「妖怪道五十三次」
あの浮世絵の妖怪版である

有名な雨の「庄野」宿はこんな形になっている
よく考えてあると思いますよ

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今、NHKの連続テレビ小説で放送されてます
私も、この旅行のちょっと前に観てから
面白くなりまして観るようになりました

タイトルも「ゲゲゲの女房」なんて

『大切な人と一緒に、人生をゆっくり、
しっかり歩いてゆく。
晴れの日も、雨の日も…
昭和を舞台に、漫画家の夫をひたむきに支える
ヒロイン・布美枝の奮闘と
夫婦のきずなを描いた連続テレビ小説』
なんて書いてありました

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布美枝役の松下奈緒チャン、良いね!

私は今回の旅にするのに
退屈な電車の中での読み物として
「水木サンの幸福論」を買いました

この中には「私の履歴書」とか
幸福論とかありましたが
けっこうオモシロイ

幸福の七カ条で

「しないではいられないことをし続けなさい」
「才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ」
「目に見えない世界を信じる」など

こんなことは子どもには言えないし
教師だって絶対教えないでしょうな

88歳になったから言えることかもしれない

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NHK[ゲゲゲの女房」は今、
少年雑誌に「墓場の鬼太郎」の連載が始めるあたりだ

へこんでは、よみがえる水木漫画は
まるで妖怪たちが応援しているようでもある

「楽しいな、楽しいな、お化けは死なない
仕事も何にもない!」のだ

お昼も過ぎている
妖怪散歩は切り上げて昼飯だ!

モチロン、海鮮丼に決めている

再びレンタカーで漁港方面に走る
すごい数の漁船が港に接岸されている

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「魚山亭」はその目の前にある
お客さんで一杯だったが
少し、昼を過ぎていたので入ることができた

「特上魚山丼」を注文した

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獲れたての刺身がどっさりだ
どの魚もうまい!

私、魚のスジが気になる人なんです
まぐろなんかでもスジだけ残しちゃうんですが
スジがほとんどないんです
とろとろでとにかく文句なし!
これで1050円です

さすが境港で楽しみにしていただけの味でしたね
もっと、お高いメニューもありましたが
私の胃袋はこれくらいがベストです

大満足でした、ハイ

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これで、旅の全日程を終了しました

松江駅のデパートにある書店をのぞいてみました

やっぱり、水木しげるコーナーがありましたね
88歳の喜寿祝い、
NHKテレビドラマ化放映なんかで
いま、注目されているんです

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それに郷土本コーナーにも立ち寄りました
やはり出雲神話が中心で興味深い本もありました

夕方の特急「やくも」に乗って帰路に着きました
缶ビールが疲れた体によく効いて夢心地でした


最後の(9)までトロトロした旅行記におつき合いくださいまして
ありがとうございましたhappy01

感想などございましたらぜひコメントください


                (終わり)

2010年7月16日 (金)

松江・出雲の旅(8)

2日目の夜は玉造温泉です
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素泊まりで予約してあったので、
宿には7時頃到着した

玄関に入って驚いた
誰もいない、この時刻に!

しばらく立っていたが誰も来ない
仕方ない、「スミマセ~ン!」と呼んでみた
やっと、若い娘が出てきた

「いらっしゃいませ」と言いつつ口をモゴモゴ
(多分、何か食べてたんだろうな)

手続きして部屋に案内された
この間、客らしき人も従業員も会わなかった
どうなっているんだろう、この宿は?

早速、風呂だ

アレ!風呂にも誰もいない

いくら平日だといっても人っ子一人いないなんて
あり得な~い

そして、あくる朝
当然、温泉の朝風呂に行くわな
またムジンくんだ

チェックアウトにフロントに行くと
従業員が3人おりました

でも、お客がどこにもいないんです
土産コーナーにもロビーにも

不思議なフシギナ宿でした

この宿だけじゃなく、玉造温泉自体が、
かなりお客が減っているらしい
団体客のバスもあんまりみかけなかった

玉造温泉が危機だ!


というわけで、夢のような体験をしたあと
いよいよ最終日は境港をめざします
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境港は
いま何かと話題のNHK「ゲゲゲの女房」の
舞台でもあります

松江市街地を抜けて国道431号を軽快に走る

朝飯抜きなので何か食べなきゃ
でもね、喫茶店がないですね

東海地方では、
探さなくても、どこにでも喫茶店あるでしょ
コメダとかなんとか…

それにモーニングサービス激戦区で
コーヒーにトースト、卵、サラダとか付いて
大体370円~400円くらいでしょ

それがこの辺り、まずありません
で、やっと「道の駅本庄」に着き
コンビニでおにぎりを買いました

「ケンミンショー」じゃないけど、
当たり前と思っていることが
ゼンゼン違うんだから
ホント戸惑うよね!

腹ごしらえをしてさあ、行こう!
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国引き神話で有名な島根半島を走る
右手には中海が見える

途中から、この中海の中の堤防道路のような
道を走っているようなのだ、
エ~どこなんだ?
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そのうち、巨大な橋を上り始めてまたビックリ
そして右左とカーナビの指示により
やっと境港市に到着だ

でも、なんか変な道だったな

後日、調べてみて分ったことだが
あの道は中海干拓事業により造られた
埋め立て道路だったんだ


50年以上にわたる中海の淡水化・干拓事業が
2000年に県がやっと中止方針をだし、
その負の遺産がこの道だったんだ

「昭和の国引き」と言われた公共事業が迷走して
やっと、中止され、海水を遮断する「中浦水門」も
昨年撤去されたのだとか

イヤ~、ヤンバダムとか今でもあちこちで
こうした問題が出てますが
長い先までみて決めてもらいたいですよね

中海の淡水化事業は
宍道湖も淡水になって、
名物しじみもなくなるわけでしょう!

海水が出たり入ったりしている
いわゆる汽水湖が消滅しちゃうんです

出雲風土記やら
古事記の世界が
昭和・平成時代にぶっ壊してしまった
なんて言われますよ

かけがえのない出雲の風土を
後の世代まで守ってほしいですわ

知らないとはいえ、
こんな道やら橋を通ってきたんだ
あとから感動しちゃいました

境港市は鳥取県だ

この港は
日本でも屈指の水揚げ高を誇る

この港に揚がった魚介類
市場を通して全国の消費者にわたる

そこで基礎知識的なお勉強のため
「海とくらしの史料館」に入りました

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ここの自慢はなんと言っても、魚の「はくせい」です

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「日本一の魚のはく製水族館」
観ているだけで楽しくなります


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なんでも大型の魚類は皮が薄くて弱いので
はく製化するのは不可能とされてきた

しかし、種さんという研究者がある炭素繊維を
使ってこれを可能としたのだそうだ

まあ、とにかく、系列ごと、ちっちゃいのから
大きなものまでこれだけ並べられると
海に生きる自然界の驚異が迫ってきて
いやぁ、圧倒されました

多分、漁師さんも、魚屋さんもこれだけの
種類の見分けはできんでしょう

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ついでに市場にも立ち寄ってみました

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生きの良い魚がありましたが、私は旅人
観るだけに止めておきました

さすが、境港でありますねぇ

次は、いよいよ妖怪の街に行くのであります

         〈続きは最終(9)へ〉

2010年7月15日 (木)

松江・出雲の旅(7)

博物館から出て、レンタカーで西に向かう
すぐに海が見える
日本海だ!

この辺りは「稲佐の浜」と呼ぶ
旧暦10月、神無月だが出雲では神在月(かみありずき)

まあ、今風に言うなら
神さまの全国大会がここで開催されるのだ

高校野球が甲子園でやるようなもんかな?
チョット違うかな〈笑)!

ともかく、この稲佐の浜に海から神さまが着くらしい
で、毎年歓迎会(神迎神事)を開く、という

この浜を右折して海岸線に沿って上っていく
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車を止めて振り返ると日本海の荒波がみえる

まずは、日御碕神社をめざす

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道から少しはずれ、下ったところにありました

ほとんど、人は見かけません

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朱塗りの立派な楼門です


こんな寂しいところに驚きです

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回廊もなかなかのもんです

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本殿は二つあり権現造りで、
徳川家光公の命により
建てられたとかで、
今では国の重要文化財になっている

日御碕神社は、
神の宮にスサノオの命
日沈の宮には天照大神と
二柱が祀られている

特に、日沈の宮は、伊勢神宮が日が上る昼を守る
に対し、
日の沈む夜を守るために祀られていることが
少し不思議だと思う

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神社の先は小さな漁港になっている

海風にあたると、じつに気持ちがよい
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ちょうど漁船が漁から帰ってきた
なにを獲ってきたのだろうか

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このあたりウミネコがテトラポット上にびっしりで
「ガオ、ガオ」とうるさいこと

ウミネコの繁殖地として
国の天然記念物になっているんだとか

でも、港があって、船がいて、
波が打ち寄せ、キラキラまぶしい
ウミネコが空に舞い
海風が頬にあたる

とても旅ごころをくすぐるんだ

海のない県に住んでいるせいだろうか
海の見える風景は、いつも感動しちゃうんだ


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さらに岬に向け走ると灯台が見えてくる

地上39メートルあり、もちろん日本一だ

明治時代に日本人の手で設計・建築された
石造りの美しい灯台です

200円払うと上ることができる

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ただし、すごい回り階段で、180段くらいあった

高所恐怖症の方は止めた方がよろしい

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なんとか上に上がってみると、
海風がびゅんびゅんあたって気持ちがよいけど
怖いな~

手すりが高いけど、ちょっとビビる

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下を写したらこんな感じだ
ちょっとガスってて見通しは悪かったが
晴れた日には大型船など見えるだろうね

灯台見学を堪能したから
二日目の日程は終わりで、
今夜の宿、玉造温泉をめざす

で、途中小腹が空いた
となれば当然、出雲そばだ
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3段になっていて、つゆをかけて食べる

美味いけど、やっぱり私には信州そばが好みですな

夕方、宍道湖の夕日が見えました
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さて、今夜の宿は、温泉宿ですが、
ネットで素泊まりで予約してしまいました

松江に戻って夕食です

大橋川にかかる
松江大橋のふもとにあるお店に入りました

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水が軒先まで波打っています
サギやらカモメがえさをねらって
行ったり来たり
橋を通る人々の姿をぼんやり眺めて
食事を待ちます

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トビウオの刺身、アゴの野焼き、
うなめし(茶漬け)がありました
腹いっぱいになって、今夜の宿に入りましたが
さてさて、驚くことが…

        〈 続きは次回(8)へ 〉


 

2010年7月14日 (水)

松江・出雲の旅(6)

さあ、次は博物館だ!

出雲大社の東に隣接している博物館
正確には「島根県立古代出雲歴史博物館」

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外観は古代とは打って変わった現代的な建築だ
広い敷地に長い歩道が続き
いやがうえにも期待感が湧いてくる

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ガラス張りの明るい空間が広がり
古代と言う何となく暗いイメージを吹き飛ばしてくれる

美人で清楚な受付嬢?が良いよね
特に笑顔がおお!て感じかな

モギリの女性も「この半券で何回でも入場できますよ」
というのも親切で好感がもてるぞ

さて、ここでの見ものは3つだ
最近、発掘された3本の巨大柱
 そして加茂岩倉遺跡の銅鐸
 それに荒神谷遺跡の銅剣だ

いきなり、その3本の巨大柱の展示だ

これは、写真撮影OKだ
2000年に大社境内から出土した
鎌倉時代のものといわれる

3本を鉄の輪でくくって建てたもののようだが
高さをめぐっていろんな説があるそうだ

48メートルあったとか
それらの説に従い復元した模型がある

あの諏訪大社の御柱祭を見ていると
高層建築は可能であったのではないか、
と私には思われた

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さらに銅鐸も素晴らしい
まだ15年ほど前に発掘された39個の銅鐸
ひとつの遺跡からこれだけ出たのは初めてとか

それに昭和59年に荒神谷遺跡から発掘された
358本もの大量の銅剣には圧倒される

銅鐸とともにこの銅剣も国宝に指定されている

このことを考えるとやはり出雲には
かなり大きな部族がいたことは間違いない

古事記がなぜ出雲に関する記述が多いのか
ますます面白いなあ、と思う

あまり熱心に見ていたらもう昼だ

疲れたので、ちょっと休憩
館内のカフェ「阿礼」でランチだ

古代米薬膳カレーを食べた

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腹ごしらえの済んだ後、再び展示室に入る

先ほどのモギリ嬢も笑顔で「どうぞ」を歓迎

それにしてもこの博物館には
多くのボランティアガイドがいる

うっとしく感じる場合もあるが
時には思いきって訊ねてみよう

年配の女性ガイドさんに
「出雲国風土記」について
いろいろ説明してもらい、
新たな世界が広がった

島根半島を引っ張ってきた「国引き神話」
古代の製鉄法・たたら製鉄など盛りだくさん

こりゃ、日が暮れそうだよ

次の目的地・日御碕へ急ごう

    〈続きは次回(7)へ〉

2010年7月13日 (火)

松江・出雲の旅(5)

旅の2日目だ

今日明日はレンタカーでの移動になる

電車・バスの旅もいいけど、田舎ではとても無理だよ

ゆっくり、のんびりが一番ではあるが…

予約しておいたレンタカーで手続き
車はデミオ1300だ

明日の午後まで保険料含めて約15、000円前払い

今日の目的地は出雲大社と日御碕だ

宍道湖の北側に沿って国道431号線を西に向かう


     「RAILWAYS」

このコースを選んだ理由がある
映画「RAILWAYS」の舞台になった一畑電鉄を見たい
それに国道9号線は避けて
ゆっくり出雲の景色を楽しもうと思ったからである
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最近あの「RAILWAYS」を観た
49歳で電車の運転士になった男の物語、です

子供の頃「運転手になりたい夢」をかなえた男のロマン、
とか、出世コースを立ち切って故郷の潰れそうな鉄道に
転職するわけだが、
中井貴一演ずる主人公がそうしなければならない状況が
こちらに伝わってこなかったなぁ

田舎から都会に出て就職・結婚し家庭を持つ
やがて田舎の両親が高齢化し
介護の問題や後継ぎの問題をかかえる

そして田舎に帰るか、このままま留まるか、
これは小津安二郎の「東京物語」からの
永遠のテーマみたいなもので新鮮味がない

運転士になることだけが珍しいだけの話だ
まあ、涙もろい私ですから泣けるシーンもありましたがね

ともかく、
通称「バタデン」こと一畑電鉄の走る風景をみたかったので
このルートをとったわけです

一畑、というのは眼病に霊験ある一畑山薬師如来が
近くにあるからとか

松江の市街を抜けるとすぐ宍道湖が左に見える
そして右には一畑電鉄北松江線が走る
Img_21851
映画にでてくるデハニ50形という赤い電車は
さすがに走っていなかったが、
紺とクリームのツートンカラーが
のどかな出雲の田園の中をコトコト走っていく

駅に停車してはまた走るので
前になったり後ろになったり
車と競争しているようだった
Img_2182

バタデンから離れ、しばらく走ると出雲大社だ

       出雲大社
Img_2194
正面鳥居から南に伸びる神門通りを行くと
一畑電鉄「出雲大社前」駅に出る

Img_2190
いよいよ念願の正面鳥居をくぐる
身が引き締まる思いだな
Img_2199
この参道は感動ものだ
マイカーや観光バスは
本殿横の大駐車場に入るから
ここは通らない

あえて、正面まで戻ると
こういう感動に出会えるんです


Img_2208
祭神・大国主命が傷ついたウサギを助ける
古事記の「因幡の白ウサギ」の銅像
「御慈愛の御神像」です
いかにも、ウサギが「ウンウン」と
うなずいているようだ

Img_2209
拝殿前にある銅の鳥居です
現在、本殿は平成の大遷宮〈修理)ということで
屋根が覆われていて中を見ることはできない
2013年に竣工することになっている
で、御神体は御仮殿(拝殿)に遷されている


Img_2210
大社での参拝は二拝四拍手一拝です
「ポンポンポンポン」と打ちます
なぜそうするのかは分りません

Img_2211
木の幹のぎっしり結ばれたおみくじ

出雲大社は縁結びのカミサマです
「縁結び」すなわち男と女の間を結び付けること
ってなりますが、本来はもっともっと広くて
人との出会い、仕事に就く、家を建てる、遊ぶ
といった生きることに関わるすべてが「縁結び」

大国主命が天照大神に国譲りしたときから
幽(かく)れたる神事をされることになって
毎年、10月に全国の神さまが出雲に集まり
神事の相談をするようになった

ここから、
出雲は旧暦10月を「神在月」と呼ぶようになった

よく、「ご縁がありまして…」とか「縁がなかったんだよ」
なんて言いますね

で、「良きご縁がありますように」と手を合わせるのです

Img_22141
御仮殿や神楽殿にはでっかい注連縄があります
おそらく日本一でしょうね
どうやって、これ作るんでしょうかね
若者が10円硬貨を投げてました
藁の間にいっぱい硬貨が詰まってました
いろんな楽しみ方があるんですね~

 〈続きは次回(6)へ〉

2010年7月12日 (月)

松江・出雲の旅(4)

   八重垣神社

夏の日暮れは7時過ぎだから
旅行者にはありがたい

そこで、松江から少し郊外にある
八重垣神社へ行ってみることにした

駅前の観光案内所でバスの時刻を聞く
神社までは20分で行ける
が、1時間に1本しかない
帰りのバスもちょうど1時間後だ

そりゃそうだろうな
今や、地方の電車、バスという公共交通機関は
大赤字で、それでも地元の足の確保という使命で
補助を受けながらなんとか運営しているのだ

郵政民営化やNTT、農協といった地方の勤務先が
次々に廃止・統合され、地方切り捨て時代だ

高齢者と子供ばかりが田舎に残り、
どこへ行っても青息吐息の生活だ

その大切な足である生活路線バスに
主婦や高校生に混じってやっと乗り込む

Img_2163

終点が「八重垣神社」だ
周囲は民家が少しあるだけで寂しい雰囲気だ

平日の夕方なので参拝者はほとんどいない
Img_2165

あまり見たことがない狛犬がいた

ヒビ割れて欠落しているところもある
ちょっと形が変わっていて面白い

Img_2174
Img_2175

八重垣神社の祭神は
八岐大蛇(やまたのおろち)を退治したスサノオノミコト

宍道湖にそそぐ大川・斐伊川の上流がその舞台といわれている
Img_2167

古事記によれば
退治した大蛇の尻尾から出てきた剣が
いわゆる三種の神器のひとつ「草彅の剣」だ
スサノオはこの剣をアマテラスに献上したという

大蛇退治したスサノオに救われた
稲田姫命は妻となって多くの子を産んだ

スサノオは鬱蒼とした森の中に、
妻を守るため八重垣を作った

『八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 
          八重垣作る その八重垣を』

スサノオの喜びを表した歌でよく知られている


今日は曇り空だったので、
「八雲立つ」風景は見られず残念

神社の奥に入ると若い女性に人気のスポット
「鏡の池」がある
Img_2168

占いを書いた和紙の上に、10円や100円硬貨を乗せて
水に浮かべ、15分以内に沈むと早く良縁に恵まれる

また、近くに沈めば身近に、離れて沈めば遠くに
相手がいる、ということらしい

このことは、古事記にはない話だが
やはり、縁結びの神サマにはピッタリだ

Img_2169

残念ながら誰もいなかったので、沈む様子は見られず
沈んだ真白の和紙をながめた

Img_2170
稲田姫命がこの水を飲み、
鏡としてこの水に容姿を写していたのだろう

よくみると、水がゼリー状に見えてくる
サラサラの水というより、ネバっこい水の感じだ

不思議な感じがする、と思った


岐阜県の揖斐川上流にある「夜叉が池」にも
同じような伝説がある

毎年夏になると、神主が化粧品などをお盆に載せて
池に流す
そうすると、不思議なことにヒタヒタと向こう岸に流れていく
いつの間にかお盆が引っくり返って、またお盆が戻ってくる
だが、本当にそうなるかは知らないが…

やはり水にちなむ川、池、そして雨、洪水、日照り
といった自然の脅威に対する恐れが伝説を生みだした


Img_2171
隣接して結婚式場?があり
こんな看板が立っていた

Img_2166
境内に山神神社があった
よくみると左右にチン座するのは
でっかい男のシンボルだ

柔な男じゃダメ!ってこと
たくましい肉体も当然ですよね

これまた、愛知県小牧市にある田懸神社を想い出しますねぇ~
子孫繁栄、五穀豊穣です

八重垣神社参拝はこれにて終わり、
貴重なバスに揺られて
松江駅に到着したのは6時を過ぎていた

駅前にある全国チェ~ンの居酒屋に入り
ホテルに戻ったら、
酔いと疲れでバタンキュ~でした

   
     〈続きは次回(5)へ〉


2010年7月11日 (日)

松江・出雲の旅(3)

松江城から出て内濠に沿って北に歩く

小泉八雲記念館がある
Img_2152

今どきの若者、小泉八雲なんて知ってるのかな
学校で教えるのだろうか?

本名ラフカディオ・ハーン
明治23年に英語教師として松江に着任
時に39歳

武家の娘・小泉セツと出合い、
のちに〈明治29年)結婚し
小泉八雲となる

私のイメージでは生涯、松江に住んでいたと思ってた
が、実際はたった1年3ヶ月しかいなかった

でも、松江や出雲、そしてなによりも日本が気に入った
これは、セツという女性の影響力が大きかったんだろう

八雲といえば「雪女」や「耳なし芳一」
のような怪談ものが有名だ

出雲地方には、死の国のイメージがある

山陰線安来と松江の間に「いや」という駅がある
「いや」といっても、「嫌よ」じゃなく「揖屋」

この駅近くに古事記で有名な「黄泉比良坂」がある
イザナギがイザナミに会いたくて
黄泉の国へ入っていく境界がここだという

真偽というより古代からこうした言い伝えがあった
出雲は今でもそういう神の国に近い風土がある

NHKの「ゲゲゲの女房」の水木しげるもどこかで
重なっている部分があるように感じられるのだが

死の国により近い〈感覚的にだが…)匂いのようなものがある

水木しげるの出身地・境港は鳥取県だが
松江とは隣接しているしね

明治や大正時代というのは
今よりもっと暗く湿っていたようだ

松江駅の書店で購入した
「松江・文学への旅」によれば
志賀直哉は「濠端の住まひ」で書いている

「夜遅く帰ってくる。入口の電燈に家守が幾疋かたかっている
…色々な虫が座敷の中に集まっていた。
蛾や甲虫や火取り虫が電燈の周りに渦巻いている。
    …    」
そのほか、殿様蛙、木の葉蛙などが住居に侵入してくるのだ

日本の怪談ものは、ジメジメした風土の中で生まれた
それに加えて自然に対する畏怖がある

藤岡大拙氏は
松江の人の特質として「受容の美学」がある、と述べている
古代に出雲族が大和勢力の前に屈し
「国譲り」した
このことが長い歴史のなかで人々の深層に沈下して
物静かでどことなく寂しげな人になった。 …

私は、これもあるだろうが波立つ宍道湖や
取り囲む山々、木々、湧きあがる雲といった風景が
大いに影響しているように思うがいかがかな

塩見縄手にある「武家屋敷」も見学した
当時の面影をよく残して時代がタイムスリップしたようだ
(車が頻繁に走り抜けることを除いて)
Img_2153

ただ、彦根城と比較するとどことなく暗い感じがする
宍道湖と琵琶湖の違いだろうか

〈続きは次回(4)へ〉

2010年7月10日 (土)

松江・出雲の旅(2)

 松江の街

松江の街は静かで大人しい
第一印象でそう感じた
Img_2137


レイクライン、という赤いバスに乗って
松江城へ

宍道湖と中海を結ぶ大橋川を渡る
水量が豊富だ
Img_2138
さらに城を囲むように
京橋川など4つの川
さらにお堀にも満々と水がある

大垣と同じように水の都であるが
松江は海の上に浮かぶ城下町のイメージだ

堀川めぐりの舟がいくつも通る
Img_2156

大手前で降りて歩く

  松江城

眼前に松江城の南櫓がそびえるように建っている
圧倒される迫力だ
Img_2140

彦根城の「柔」に対し松江城は「豪」と言えるかな

坂を上がり門を抜けると天守閣だ
別名「千鳥城」ともいわれている
Img_2144

全体が黒くてがっしりした趣がある
これは「下見板張り」という雨覆板で囲ってあるからだ

姫路城や彦根城の「白」に対し「黒」だ

木造の建物は重厚で暗い傾斜の強い階段を
恐る恐る登っていく
5層の最上階に上がると
涼しい風が吹き抜ける
Img_2149

西には宍道湖が展望できる
東西南北どこも見ても水と緑で空気が澄んでいる

この松江城は不思議なことに国宝ではない
重要文化財なのだ

パンフには昭和10年に国宝に指定されたが
戦後の文化財保護法では「重文」になってしまったらしい

そこがよくわからんね?

パンフにも「国宝をめざしています」
と書いてありました
悲願なんですよね

  〈続きは次回(3)へ〉

2010年7月 9日 (金)

松江・出雲の旅(1)

2泊3日で山陰の松江・出雲周辺を回った

世間が夏休みに入る前に行くのが
リタイア組の特権でもあります

それにしても、松江や出雲は遠い!

旅雑誌など購入し、図書館で借りて
計画を立てた

飛行機や高速バスという手も
ないではないが
今回はオーソドックスな鉄道にした

名古屋経由で松江まで約600キロ
特急券と運賃で片道・約15、000円だ

ヒェ~、こりゃやっぱ遠いわ!

宿は、ネットで予約しておく

当日、天気が心配だったが
曇っている程度だ

岡山までは「のぞみ」で快適な旅

伯備線乗り換えが10分しかない

車内で駅弁買って食べようと思案していたら
駅ホーム案内で
「やくも号は車内販売はありません」だって!

ホームの売店には
駅弁なし

少し引き返し駅の売店に入ったが
ここにも駅弁なし

やむを得ずサンドイッチを買う
発車寸前に乗り込んだ
Img_7031

それにしても、特急「やくも」の揺れには参った
特に横揺れがひどい
トイレなんかに行こうとすると
左右の座席にあたるわ、あたるわ
車両も老朽化していて、座り心地が最悪だ

昼間の車内は、平日とあってかガラガラだ
1車両に7~8人しかいない
Img_2131

中国山地を縦断する
くねくね線路が登っていく
単調な風景もみあきてくる
2時間半の旅はなかなか辛い

土日千円の高速道路が有難いのもうなずける
悪循環が重なって、
鉄道サービスがますます低下する

やっと日本海側の平野に抜けだし、
米子、安来、そして松江に到着

ぐったりしている場合じゃないぞ!
Img_2159

さあ、松江市内観光にいざ!

〈 続きは次回(2)へ 〉

2010年7月 3日 (土)

縄文のビーナス

茅野市で開催された「路上観察学入門講座」の時間待ちに
尖石縄文考古館へ行った

目的はただひとつ

国宝「縄文のビーナス」だ

小雨が降っていたが、カーナビのおかげで難なく到着した

高原の森のなかに史跡公園として整備されている中心に
「尖石縄文考古館」が建っている

Img_2018
入場者は10人程度かな?

ともかく、「縄文のビーナス」です

ありました!

展示室の中心にガラスケースに収まったビーナスです

高さ27センチとけっこう大きいんですね

ふくよかなラインに大胆なデザインの女性像

腰が大きく胸には小さな乳房、目はキリリとしている

撮影禁止なので、茅野駅の公園にあったレプリカを
写しました
Img_2019
どうです、なかなかユニークで美しいでしょう!

ミロのビーナス、と違い
なんかユーモラスで暖かい感じでしょ

縄文人って、個性があって面白い発想してたりしたんじゃないかな

タイムハンターになってインタビューしたら楽しいだろうな

この土偶は、昭和61年に棚畑遺跡から発掘されたもので
大体土偶は壊されているのに、どういうわけか完全な形で
横たわって埋まっていたんだそうです

平成7年には土偶としては初めて国宝に指定されたんだとか

昨年、平成21年から今年2月まで
大英博物館、東京国立博物館に出展されていたんだそうだ

イヤー、その時、来ていたら会えなかったんだ

ア、それにもう1点素晴らしいものがあった

そいつは「仮面の女神」っていう名がついている
これは国の重要文化財になっている

これも、相当魅力的ですね

特に顔の部分が変わってます

Img_2020
ちょっと怖い感じもします

「ドラえもん」の映画のなかで土偶が出てくるのがあった
あれを思い起こさせるようなリアルさですよね

なにか儀式に使用されたんでしょうね
ちょっと神秘的っていうか、
魂が乗り移るような凄みが感じられもします

私は博物館巡りはわりと好きなんですが
だいたい、時代順に展示してありますが
「○○のあけぼの」とか石器、土器、古墳なんか
ならべてあるところはいつも素通り

なんかわからないし、つまらないし…

でも、こういうのは好きです

わざわざ来たかいがありました

考古学に詳しい人には
当たり前のことなんかでも
普通は知らないで終わっていく

それでどうってことはない


でも偶然、っていうのは
ホントに嬉しい

なんか得した気分です

アリガトウ!

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