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2009年12月27日 (日)

なつかしのポンハゼ

「ポンハゼ」って知ってますか

昔からあるコメ菓子のことで、この地方ではずっとこう呼んでいます

お店でも売ってます
Img_6938
これは「こめはぜ」という名前で売ってますね

Img_6940
これは「こめポン」って商品名がついてます
名古屋辺りは「パッカン」なんて呼んでいるそうです

地方地方で呼び方があるんだと思いますよ

この菓子自体は、すごく素朴な味です
米粒を膨らまして砂糖でまぶしただけのほんとに菓子の原点みたいなもんです

やわらかいので小さいお子様のおやつに最適ですが
なんのなんの、私なんかこれ大好きなんです
今でも買ってきて食べてるんですよ

このお菓子には懐かしい思い出があるんです

昭和30年代ごろでしょうか

ポンハゼのおじさんが村にやって来るんです
自転車の後ろにリヤカーをつないで
リヤカーには「ポンハゼ製造機」など道具一式を積んで
どこからともなくやってくるのです

いつも、公民館のある広場に道具を下ろしてセットします

準備が終わると「カランカラン」と鈴を鳴らします

昔はなんでもこういう風にラッパやベルで人集めしたんですよ

それを聞いて、親に「あ、ポンハゼが来たよ。欲しいよ」って頼むと
親が「「しかたないね」なんて顔してお米をザル?に入れてくれます
そしてザラメといくらかの小銭もくれます

それをこぼさないようにもっていきます

ポンハゼ屋は「井戸ポンプを横にしたような形」の道具に皮ベルトを繋ぎ
下に缶を置いてマキを燃やします

井戸ポンプのようなものの中に米を入れて
ベルトでつながったハンドルでぐるぐる回転させます

暖められた井戸ポンプ状の道具の中で
お米が膨らんでいきますが、圧力がまのように封がしてあるので
段々と中でお米が圧縮されていくのです

そこには確か圧力計のようなメーターがついていたように記憶してます
もうそろそろという時、長方形の金網で囲われた筒が準備されます

ついにその時がきました

付近の子どもたちは、両耳に手を強く押しあてて待ちます

おじさんが筒をポンプ形状の道具に押し当てて蓋を外します

「バカーン~」

あたり一面に大音響です

熱せられたお米が一気に飛び出して筒に入ります

その膨らんだ米をザル?に移してから
ザラメを湯で溶かしたものを米にタラタラかけ、
しゃもじでグルグルかき回していきます

それが固まると「ポンハゼ」の完成です

お金を渡して、「ポンハゼ」をもらって帰ります

冷めるのが待ちきれなくて早速、食べてみます
砂糖が固まったところをパリンと割りながら、ほおばるのです
これがうまいのなんの!

一気に食べようとすると、すぐ母親に叱られます

冷めたら四角い缶に入れておきます

そして毎日少しずつ、おやつとして食べていました

こうして「ポンハゼ」は子供のころから忘れられないお菓子になりました

でも、そのころはお米が大変貴重でしたから
あまりない場合には、代用品としてトウモロコシでやってもらいました

まあ、今でいうポップコーンですが
当時は自家製のトウモロコシで粒も不揃いで
今のようなおいしさはありませんでしたね
モゴモゴしてて、やっぱりおコメにはかないませんでした

今でも「ポンハゼ」を食べますと遠い昔の子供時代がよみがえってきて
なつかしいなあ、と想い出しながらムシャムシャやってます

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コメント

ブログにもありましたが、名古屋ではパッカンハゼコ?
といっています。
大人になってもおいしいですね。

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