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2009年11月21日 (土)

お取り越し

今日、「お取り越し」でした
ム?おトリコシ?
何ですか、それ!

はあ、ご存じないかもしれませんが
これはわが家の毎年の行事のひとつなんですね。

うちは浄土真宗で、そのうち高田派なんです
本山は、三重県の津市、一身田の専修寺
まあ、本願寺派(お西)や大谷派(お東)の比べればこじんまりしてます
でも、歴史的には高田派はけっこう古いんだそうです

「お取り越し」っていうのは、
本当の意味も分からずに使ってますが、
広辞苑やら仏教の本などによりますと
親鸞聖人の御命日が11月28日なんだそうで、

まあ、その法事が「報恩講」といいまして
命日の1週間前から始まり
命日に当る日が最終日になりますが、
本山での最大の行事として毎年行われております

門徒であればこれにお参りするわけですから
末寺や自宅のお仏壇(お内仏)での同じ行事をそれより先に取り行うわけです
つまり、繰り上げて先に行うことを「お取り越し」っていうんだそうです

11月28日が親鸞聖人の御命日なんですが
これは旧暦ですので明治時代からの新暦では1月16日にあたります
なので、高田派や本願寺はこの日前1週間が報恩講になります

Pict0007

それで、毎年早めにお寺に連絡してこの「お取り越し」の日程を決めます
わが家の場合、近所の門徒さんと3軒まとめて同じ日にお願いしています
今年は、11月21日の土曜日、すなわち今日になりました

毎年のこととはいえ、「お取り越し」の準備がけっこう大変なんですね
まず、お掃除です
座敷、玄関などや床の間、仏壇など周囲をきれいにします

仏具の「お磨き」もします
仏壇の飾りに使う五具足なんかピカピカに磨いたり
打ち敷きという飾りをセットします
でも今年は、仏壇を買い換えましたので楽でした
古い仏壇は、なんと灯明に油を使ってましたので
すすが出てよく汚れたんです

Pict0003

昨日は、仏花やお華束(おけそく、という小さな丸いお餅)を買ってきました
床の間の掛け軸は「六字名号」(つまり南無阿弥陀仏)にします

ロウソクは赤
ご円さん(このあたりでは坊さんのことをこう呼ぶ)の座布団の準備
紫(青?)は仏壇の前、赤は床の間の前にセットする
お華束のほかにもお仏飯もお供えします

Pict0005


あわただしく時間が過ぎていく
そして予定の時間どおりご円さんが登場となります

季節のごあいさつやら終わると早速ローソクや線香に火をつける
そして読経が始まります

Pict0006

念仏正信偈(文類)から始まりました
我々もお経の本を手に一緒に詠む
独特の節回しはなかなか覚えられない
でも、なんか大きな声を出すことは気持ちがよいですね
「ナマンダブ、ナマンダブ」とお数珠を手に合わせます

そして30分ほどで終わります
お茶を飲んでもらい雑談をして、次のお宅に向かわれる
土日はご円さんも大忙しです

ヤレヤレ。
終わった。

取り越し苦労、って言葉があるけど
これは、この「お取り越し」からでているらしい
つまり先のことを今からあれこれ考えてクヨクヨすること
転じてムダな苦労をこういうらしい
ナルホド!

まあ、どちらにしてもこの「お取り越し」が終わると
いよいよ年末年始が近い、という実感がわいてくる

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