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2009年11月 6日 (金)

金生山

金生山(きんしょうざん)へ行った
久し振りだ
山は毎日眺めているのに
なかなか登る機会がない
登るといっても標高217メートルの小さな山だから
散歩程度で行くことができる

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金生山はよく目立つ
小さな山だが今やボコボコにされつつある
あちこちえぐられて可哀相なくらい傷だらけだ

山の形が変わり、そのうち消滅するだろうと言われている
山全体が石灰岩でできているから、石灰岩や大理石を採掘している
江戸時代のころから始まったらしい
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今でも山に沿うようにして石灰工場が立ち並びダンプが走りまわっている
JRの盲腸線である美濃赤坂線や西濃鉄道は石灰運搬のために
建設されたものである
今日でもまだ貨車が動いているようだ
機関車の「ピッ」という音が山の上でも聞こえてくる
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いまでは大理石はほとんど掘りつくしたのかあまり聞かないけど
かつては国会議事堂や東京の有名デパートの壁に使用された

京都の北野天満宮にも大理石の黒い牛が寄進されているとか聞くが
実際、まだ見てはいないけどなかなかのものらしい
機会があれば見てみたいものだ

その金生山のふもとにあるのが赤坂町(現大垣市)
江戸の頃は、中山道赤坂宿として賑わっていた

谷汲巡礼街道の分岐点もここにある

徒歩ではその宿場から登る入口がある
車だと裏側、つまり西北から入る
急坂を上ると駐車場がある
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いきなり急坂だ
ここから見下ろす濃尾平野の景色が壮観だ
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真東に見える景色だ
遠くに形のよい山が岐阜市の金華山だ
稲葉山ともいい、織田信長で有名な城がある
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上る坂道の西側は大きくえぐられ、谷底のようだ

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今日も採掘した石灰岩を工場に運ぶトラックが走る
金生山の上には明星輪寺がある

そこを目指して上る
その参道がある
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かつては大勢の人が行き交ったであろう
いまは通る人もまばらだ
健康維持のための地元の人が時々通る

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かつての茶屋が2軒ほどあるが今は無人で、
竹藪もあったりして、一人ではなんか心配だし、
ちょっと不気味でもある

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ほどなくお寺の山門に到着する
「南無虚空蔵大菩薩」の幟が立っている

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山門を抜ける
大きな銀杏の木がある


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歴史の深さを感じる
銀杏の実が莚の上に干してある
お寺の副収入にするのだろうか

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ようやく本堂だ
真言宗・金生山明星輪寺である

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岩屋の中に掘りぬいた祠があり虚空蔵菩薩がまつられている
創建は古く朱鳥元年(686年)、持統天皇の勅願により
役の小角により本尊虚空蔵菩薩を安置した、といわれている

日本三大虚空蔵のひとつとか言われているが
まあ、地元ひいきで三大何とかに入れたがるから
何とも言えないが、あとのふたつはどこだろうかな

私たち、地元では「こくぞうさん」といつもそんな呼び方で親しまれている
確か昔、学校の遠足で来たような記憶がある
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本堂の上には岩巣公園がある
カルストの岩肌に虎?の彫り物があったりごつごつした岩が重なり合って
狭い間をすり抜けたり、ちょっとした探検気分が楽しめる

金生山は化石の宝庫でもある
その筋には詳しくないが、ウミユリ、フナズリなど貴重な化石が発掘され
化石研究家の間では有名な山である

もちろん今では化石の採集は禁止されている
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縁結び地蔵というのもある
どういうわけか湯呑を納めるのだそうな
婚活する前にまずここに願掛けする
で、願いが成就したら
お礼をいって湯呑を持ち帰るのだ

まだ相当湯呑があるってことは
成就せず、っていうことか
現状はかなり厳しいぞ
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大垣といえば、芭蕉の「奥の細道」だ
ここにも芭蕉の句碑がある

「はとのこえ みにしみわたる いわなかな」
元禄2年芭蕉が奥の細道から大垣に到着した夏に訪れた
鳩が鳴いていたのだろうか

金生山からは大垣市内や杭瀬川沿いの街並み
遠くは岐阜や天気が良ければ名古屋でも見える

真中の角が生えたようなビルは、大垣のソフトピアジャパンです
ハイテク産業が集積した新しい街です

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久し振りの金生山に登り、
ちょっぴり懐かしかった。

一度のぼってみませんか


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