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2009年9月10日 (木)

秋ですね

秋ですね

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くっきりした空の深みとすじ状の雲
日差しは暑くても、通り抜ける風はすっかり秋そのもの

今年は夏の強い実感もわずかなもので終わった
季節は着実に進んでいる

こんな年にもなってこの時季はいつもどこか寂しい
ほとんど裸に近い服装で過ごしてきたが、
昨夜あたりは薄い毛布はかけ
通勤電車の冷風も肌寒さを感じてきた

「今はもう秋、だれもいない海~」なんて歌が
なぜかいつも想い出させる
開放的な夏が終りを告げ、自然も冬に向かって準備を始める
毎年、同じ繰り返しなのに
心が寂しい

ところで
今日は「世界自殺予防デー」とか
日本は毎年3万人以上自殺者がでている
交通事故死が1万人を切っているからその3倍もの人だ

先の見通しの暗さ、不安、そして苦しみ
高齢者は病苦、中年は生活の、若年層は生きていく将来への展望の暗さ
いずれにしても社会がいかに閉塞状態にあるか

市場原理主義のやり過ぎ
何にもどこにも生きがいを見いだせない現状
特に地方の疲弊しきった現状は政治不信どころではない
戦後、がむしゃらに働きぬいた末に手にしたものは
何だったのか

今回の政権交代は、やり場のない抗議のひとつだろう
そう思う

半藤一利の「日本のいちばん長い日」(文藝春秋社)を読んだ

8月15日の終戦決定まですんなり進むことはなかった
時々刻々、薄氷を踏むような危うげなドラマが繰り広げられていた
天皇を守るべき近衛兵の宮城占拠事件も起きた

あくまで天皇制を維持していくため本土決戦すべし、
敗戦を認めるなどありえない、という軍人らがいた

8月14日にも空襲があった
15日にポツダム宣言を受諾せねば
大編隊の空襲が日本に向けて発進していたから
受諾の電報があと少し遅れたなら
さらに多くの都市が焦土と化し
多くの人が犠牲になっていただろう

8月15日正午、天皇自らの玉音放送により戦争は終わった
そいて、アメリカ占領軍が進攻しマッカーサー元帥が乗り込んできた
そこから戦後が始まった

私の生まれる前の出来事で両親から断片的に聞かされた
多くの人はその裏で何が起こっていたのか知らなかったのだ
多くは口をつむった

今という時代は過去から連綿と続いてきた結果なのだ

沖縄問題、核兵器、二つの朝鮮、北方領土問題、憲法改正問題など
すべての重い課題は、なかなか解決されない

たとえ民主党政権になってもそう簡単にはいかないだろう
国際的な中で日本だけ安閑としていては孤立してしまい
再び日本が非難されるだろう

私自身、生まれる前の日本、そしてその後の日本をよく知らなかった
NHK大河ドラマは戦国時代や幕末時代はよく登場するが
明治以降はあまり出てこない

特に昭和という時代は激動し、まだ隠された部分があるので
ドラマ化が難しいのだろう

今年は特にあの戦争とはいったい何だったのか、を見つめる本が
多く書店に並んだようだ

それは、私のようないわゆる戦後生まれの団塊前後の世代が
次々現役からリタイヤし、ふと我に返ったときに
自分の生きてきた半生を思い起こしてみる、と
どこか「これでよかったのだろうか」という疑問や
がむしゃらに働いた結果が今の現状という寂しさが
遅まきながらの「自分探し」の旅にかりだしたのかもしれない

ああ、
今年も秋が来た






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