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2007年11月 5日 (月)

中仙道を行く(東赤坂~美江寺)(下)

037

さて、続きです
巣南町呂久地区(現・瑞穂市)は
揖斐川の堤防のすぐ下にある

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洪水対策で家屋敷が石垣で高くしてある
このあたりには、よくみられる風景だ

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ここ馬渕家の紅葉が、皇女和宮の歌になったところ
「明治天皇御小休所跡」の碑がある

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呂久の集落から坂道を少し上がると堤防にでる
揖斐川である
そこの架かる橋は「鷺田橋」
このあたり鷺が多いからそう呼ばれたのだろうか
確かに田んぼにはコサギがよくみられる

橋を渡ろう
橋からは東に岐阜の金華山が遠望できる

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橋を渡り、堤防を降りて、北東に進む
旧道はほとんど失われている

耕地整理が実施されると正方形の農地と農道ができる
そして味気ない直線の舗装道路となる
農業の機械化で日本の農地が金太郎飴のように
どこも同じ風景になっていく

旧道は集落の中で生きているのだ
耕地整理が困難な場所にこそ、なつかしい風景が残っている
巣南中学前で県道にぶつかると北に沿って歩く


左にはかつての巣南町役場など公共施設がある
現在でも瑞穂市巣南支所や図書分室として使われている
トイレはここを利用させてもらいましょう

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長護寺川の赤い橋を渡ると右に曲がると旧道に入る

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赤い橋がなんとなく不釣合いな気がする

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犀川の流れを見ながら歩く
自然豊かなこの川にはカワセミがみられるとか
右の河川敷にはこの地方特産の「富有柿」が栽培されている

それもそのはずで、巣南町は富有柿の発祥の地である
明治時代に福島才治が改良し新品種を誕生させた

ここから少し、北の集落に顕彰碑がある


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まだ少し青いが11月中ごろには甘くておいしい柿になる

柿は果物の中ではイチゴなどと違い
それほど人気があるわけではないが
ビタミンやミネラルが豊富で
柿が赤くなると医者が青くなるといわれるほどだ

富有柿は、特に甘くて食感がいいので私は大好き
柿の季節になると柿畑沿いの道路には無人の柿販売所がつくられる

一袋5~6個入って100円、200円が多い
それでも十分甘くておいしい

その季節に歩かれたらぜひ買ってその場で食べてください
歩く楽しみがまた増えること間違いなし

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犀川を渡るとすぐ美江寺の千手観音像

そして美江寺宿である
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車が通り抜けるだけでひっそりしている

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美江寺宿は江戸から55番目の小さな宿場町であった
明治24年の濃尾大地震でほとんど全滅したので
古い建物は残っていないようだ

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農家の前に本陣跡の碑があった

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美江寺神社と美江寺観音に突き当たると
中山道は右に(東)曲がる

岐阜市にある美江寺観音は
もとはここにあった
斉藤道三が岐阜に移転させたという話もある


洪水に悩むこの地の人たちが伊賀の国から勧請した
「美しき長江のごとくなれ」とかで美江寺の名が付けられた

子供が自転車で遊んでいるほかは、
誰もおらずひっそりしている

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こうした酒屋も見かけられるが不思議にも人がいない

幅員が狭いうえ、車が頻繁に行き交うので
歩くのは大変危険が伴う

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やがて踏み切りがある
樽見鉄道で、いまレールバスが通過中
たった1両で走っている

春の薄墨桜のシーズンは超満員で車両を増結して走る
地元の通勤、通学の大切な足である
セメント工場からの貨物が廃止されて特に経営が苦しい

途中に大型ショッピングモール「モレラ岐阜」がオープンし
駅を造ったが、はたしてどれだけ乗客が増えたのか
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今も残る道標が旧街道らしい
「右 岐阜加納 左 北方谷汲」 と書いてある


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踏み切り手前で北に少し行くと
樽見鉄道の「美江寺」駅だ

大垣行、樽見行、
どちらも昼間は1時間に1本程度しかないので要注意だ
あらかじめ調べておこう


もし時間をもてあます場合は
一歩街道から外れた道を散策するとよい
柿畑があり、また家の屋敷内にも柿木が植えられている

もちろん、富有柿オンリーだ
それも大きくてりっぱなものがたわわに下がっている

こうしたのどかな風景を見ながら時を過ごすのもよい
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街道から北に入ったところには「瑞光寺」もあり
なんとなく歴史的な石碑が多いから
それもよいし

養老鉄道と樽見鉄道を利用してのミニウォーキングを
ぜひ楽しんでください

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