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2007年5月19日 (土)

中仙道・与川道を歩く

さわやかな5月の風をうけて
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  (中央線・野尻駅)

5月12日はGWの翌週とあって、さすがに電車はガラガラ状態だ
おなじみの歩き仲間と、久しぶりのウォーキングに参加

5月はなんと言っても新緑だ
といえば、行く先は自然豊かな信州・木曽路

信望厚いリーダー・Tさんの企画で
中仙道・与川道を歩くことになった

参加は女性3名を含め総勢10名だ


与川道とは

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「木曽路はすべて山の中である」
有名な島崎藤村の「夜明け前」の書き出し

木曽路11宿のうち、野尻から三留野までは
木曽川沿いに険阻な川縁を通っていたが・・・

たび重なる「蛇抜け」と呼ばれる土砂崩れで
通行止めが重なり
危険な道を避けるようにして
「与川道」という峠越えの側道ルートが開かれたということだ

木曽川の左岸側に注ぐ与川という川を中心にした与川村

その与川村が、明治7年には、三留野、柿其と合併し
3つの頭文字をとって(よ・み・かき)とし「読書」の字をあてた

明治36年、読書村が吾妻、田立と合併し現在の南木曽町となった

こうして、与川村という地名が消えたが、
ウォーキングでは、自然豊かな歴史の道として
「与川道」の名が残されているのだ

木曽川沿いのルートより5~6キロは遠くなるが
足止めされることなく
先を急ぐ旅人にとって重宝されたことだろう

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このような知識なしでも、
歴史の道・与川道のウォーキングは
充分楽しめる

というのも、春は山菜、とくに「わらび採り」などの楽しみもあるから

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                (中仙道・野尻宿)
さて、私たちグループは
午前11時ごろ、野尻駅をスタート

ほんのわずかだが野尻の町並みを歩く

そこから国道19号線を渡ると
一気に上り坂だ

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「のぞきど森林公園」に通ずる曲がりくねった坂道を進む

時折、名古屋、尾張小牧ナンバーのマイカーに出くわす
「車だよぉ~」とグループの一人が注意喚起の声を出す

どうやら、山菜取りのようだ

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標識がでている
右の細道を進むのが、かつての与川道だ


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大きな案内板が設置され、
この与川道のことが説明されている

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それによると、この辺りが「根ノ上峠」らしい

地図によれば、このままクネクネと山道をたどれば
三留野(みどの)、つまり南木曽にいくことができる

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きれいな花が咲いている

(山野草木の知識がなく詳細に書けないのがつらい)

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こうした路傍に咲く花が心を和らげてくれる
山路を歩く楽しみでもある

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石仏道標があった
宝暦11年のものとか

旅先で亡くなる人は多く
地元の人が供養のため建てたのだろうか

それこそ、江戸時代は
ウォーキングのような気分で
旅はできなかったはず

もっともっと覚悟が必要であったし
どこに行くにも自分で歩くしか方法がなかった

旅の途中で不運にも命を落とす人も多かった
路傍に見る、石仏などに手を合わせたのだ


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こんな水の風景に出会うと、ホッとするね

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一人では、少し心細いこんな道も
グループで歩くと、とても心強い

らんかん橋付近で昼食

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水の流れる音が聞こえてくる
「与川」である

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橋のたもとには案内板があり
「らんかん橋」という名がついている

ここで昼食だ

お握りなどをほうばる
単純だが最高に美味い

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再び、歩き始める
展望の開けたところに出てきた

「須合平」という名がついている
信州には○○平、という名が有名だ
たとえば佐久平、松本平など

山と山の間にある野のことを言う
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ところどころの道端に、わらびが自生している
「あ、あった」
見つけると嬉しそうに走り寄り茎の真ん中から「ポキン」と折る
ひとつ見つけると、その辺りに「あるある」

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民家が数戸建っている

付近の田には水が張られ田起こしが終わり
田植えの準備の真っ最中だ

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軽トラックや小型の耕運機など置いてある
山の中での生活には欠かすことができない

というより、足としてのマイカーがあるから
何とかここでも生活できるのだろう
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「阿弥陀堂」である
南無阿弥陀仏の名号石碑、庚申塔などがある

旅人の気分になり、昔を思わせる

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回りくねった山道は、楽しい

こんな橋を渡り、爽やかな風を受けて歩くのは
最高に気分がいい

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民家の前の道を通り
木の橋を通る
こういう場所は、うっかり目を離すと
道に迷いやすいから大変だ

グループでも先頭と最後尾と離れると迷子になるぞ

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鯉のぼりも季節を感じて、信州好き!っていう気分だ

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歩く道端でわらびを採っていると
「コラー」というような声が遠くから聞こえて
それに気がついたメンバーが
「お~い、そこはダメなんだってよ!降りた、おりた」との声

特に「採取禁止」の看板が立ててあったわけでないですが
わらびを採るという行為よりも
他人の田や畑のあぜに勝手に踏み荒らすことは
まかりならん!ということでしょうか

つい夢中になり、すこし道より中に入り込んでしまったというわけです

確かに、町では境界をわずか侵入するだけで大ゲンカの世のなかだ

田舎だから、山の中だから
自然に生えたものは誰が採っても自由だと勘違いしがちだが
そこに住んでる人は気分がよいわけではない

境界線がはっきりかいてあるわけではないですが・・・

特に、最近、山奥まで勝手に入り、自然を踏み荒らす人が多い
山野草を大量に盗掘したり、
なんせ電線までぬすまれる時代です

限度を知らない、といいますか

自然の恵みを少しだけおすそ分けいただくという
謙虚さが必要だと思います

我々もほんの少しだけという思いではありましたが・・・

とにかく
「農家のおじさん、ゴメンナサイ!」

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しかし、こののち気がつくと意外にこうした看板が目に付きました

もう、思い余って、こういう手書きの看板を出したのですよ
キット、
腹に据えかねたのです

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さらに拍車をかけるような
強烈な警告がありました!

軒先を通る旅人たち
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民家の庭先のようなところも
れっきとした中仙道・与川道だ
「失礼します」ていうような気分で通る

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ワンちゃんも吠える
決して怪しい者ではございません、ハイ!

「ワ~ン、ワンワン」がこだまして、隣の犬に伝わり
また、「ワン」と遠くでもないている

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かつての森林鉄道の廃線跡が少し残っている



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大きく視界が広がり町並みが見下ろせる
かつての三留野宿だ
そしてゴール地点の南木曽駅はもうすぐ
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               (JR中央線・南木曽駅)

午後3時45分頃、10名無事ゴール
約18キロのウォーキングでした


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           (自分で採ったわらび)

春の山菜・わらびは、まさに豊かな自然の贈り物だ

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わらびのおしたし、煮物は、お酒のつまみには最高でした

                  (おわり)

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