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2007年2月11日 (日)

近鉄養老線 ピンチ!

菜の花畑にあずき色の近鉄電車が走る
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近鉄揖斐線の東赤坂駅を出て北へ走る。
線路西側に広がる菜の花畑。

暖冬の今年はもう満開。
近鉄電車が黄一色の中をコトコト走り抜ける。

お客はまばら。
ローカル電車だ。

今、この養老線(桑名~大垣~揖斐)の存続問題が
大きな話題?となっている。

廃止となれば、生活に大きな支障が出る。
いや、それ以上の影響がある。
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毎年、1月~2月には、雪が積もる日が2~3回ある。
そんな日は多いに頼もしいのが電車だ。
この日だけは、超満員になる。
ありがたさが身にしみる。

だけど、普段は車ばかりで電車にまず乗らない。
乗客の大半は高校生だ。
けれども高校が駅前にないので
駅を降りて歩くことになる。
それを嫌って高校生も自転車通学が多い。

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駅も無人駅がほとんどで、
大垣、揖斐、養老など有人駅は少ない。
無人駅は治安が悪い。

若い女性など特に避ける。
駅で家族の迎えの車を待つことが危ない。
タクシーもいなくなった。

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運行回数も朝晩で1時間に2~3本
昼間ではわずか1本。

これでは、不便である。
だからよけい客が減る。
そしてまた本数も減る。

悪循環である。

西美濃でも名鉄谷汲線・揖斐線が廃止された。
駅や線路跡が無残に残され
あるいは撤去されて周辺は寂れてしまった。
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    (元名鉄揖斐線・黒野駅跡)

私鉄では大手の近鉄だが
この養老線はお荷物だろう。

昨日の中日新聞で
近鉄養老線の赤字問題の記事が掲載された。

平成19年に
運行会社と資産保有会社を分ける
上下分離方式へ変更する

沿線7市町村で新しい運行会社に
3年間、赤字負担をする

その額は、赤字額の2分の1
負担上限を3億円とすると
大垣市で約6千万、揖斐川町で2600万。

その後は支援方法を見直す、というものだ。
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          (名鉄揖斐線の廃線跡)

とりあえず、首はつながったものの
先行きは依然不透明だ。

沿線住民も、この存続問題に
積極的に協力していこうという
空気は薄い。

その点、樽見鉄道はいろいろと手を打っている。
「モレラ岐阜」オープンと同時に「モレラ岐阜駅」を新設した。
それによって乗客数は増加したという。

薬膳列車やイベントなども活用している。

今回の赤字負担策は、ひとつの方法ではあるが
乗客が増えて経営状況が上向かねば
廃止は時間の問題だ。

しかし、今だに地元から大きな声が聞こえてこない。

廃線問題は、地方再生のひとつでもあり
これを抜きに繁栄はないと思うが
どうだろうか。

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