松山・大洲・内子への旅(1)
伊予の国・松山へ
松山に初めて行った。
四国・愛媛県の松山市。
名古屋から新幹線「のぞみ」で岡山まで1時間40分。
さらに特急「しおかぜ」で2時間50分。
あわせて4時間30分だ。
(特急しおかぜ車内)
とにかく、お尻が痛い。
12月なのにお客は少ない。
この車内でも3組くらいでガラガラだ。
正月の帰省のため旅行を手控えているのか。
車内販売もないし、
これじゃJR四国も赤字だろう。
(瀬戸大橋線)
巨大な橋桁をゴーゴーという音とともに走る。
橋桁から見下ろす瀬戸内海は
海というより大きな河という印象が強い。
(瀬戸大橋線)
四国に入る。
とにかく遠い。
特に予讃線は単線でとろとろ走りで
車窓から見る風景も単調そのもの。
瀬戸内海沿いに西に進む。
(コンビナート)
瀬戸内海に面して海を埋め立て造成した土地に
煙突、タンク群が並ぶ。
大規模な工場、原材料を運ぶ大型船が横付けされ
独特の風景が目に入ってくる。
(しおかぜ車窓から)
丸亀、多度津、新居浜、今治と進む。
けっこう建物はあるし、民家も工場も多い。
ありふれた車窓風景だ。
車、道路、民家、コンビニ、看板、カラスの群れ
どこへ行ってもローカル色が薄れ、
全国が均一化に向かって進んでいる。
金太郎飴現象。
(車窓風景・民家)
『汽車に乗ったら窓から外をよく見よ。
田や畑に植えられているか、育ちがよいかわるいか、
村の家が大きいか小さいか、瓦屋根か茅葺か、
そういうこともよく見ることだ。・・・・・・』
民俗学者・宮本常一が父・善十郎から郷里を出る際に
話された十の教訓メモのひとつである。
この言葉、私も気に入っている。
旅行をすると、いつも車窓風景を見ている。
ただ寝ているのは何かもったいないようで。
自分の目で確かめたい、そういう気持ちだ。
(車窓風景)
やっと、みかん畑が見え、
「オッツ!みかんの国へ来たな」とホッとする。
松山駅に3時過ぎに着く。
駅のざわめきが好きだ。
そこの町の匂いがどんなものか確かめる。
これも宮本流の儀式かも。
(JR松山駅)
「春や昔 十五万石の城下かな」 子規
という句碑が駅前にある。
やはり、松山は子規のイメージが強い。
今夜の宿は道後温泉にある「ふなや」
荷物を置いて散策しよう。
まずは名所、道後温泉本館。
(正面玄関)
日本最古の歴史を誇る道後温泉。
木造三層楼の本館は明治27年建築。
国の重要文化財にもなっている。
(本館建物)
本館は銭湯だから誰でも入れる。
興味本位で入ってみよう。
神の湯・2階席は貸し浴衣、お茶、せんべいが付く。
大人一人800円。
広い畳敷き。一人づつその場で浴衣に着替える。
ちょっと、恥ずかしい。
むろん女性は別の部屋だ。
1階に降りて裸になり風呂に入る。
大きな銭湯の雰囲気だ。
ただし、富士山のペンキ絵はない。
湯は無色透明でそれほど特徴はない。
風呂上りのお茶がいい。
3階にある「坊ちゃんの間」も見学した。
(本館前の店)
本館前はおみやげ屋さんが並んでいる商店街。
お菓子は名物一六タルトだ。
ロールカステラ風だが柚子が入っている。
最近は一口サイズに切ってあるものが売れてるようだ。
(松山の足・チンチン電車)
松山市街は何となく賑やかだ。
市内電車が走っているからかもしれない。
伊予鉄道市内電車だ。
こうした城下町には似合っている。
(以下続く)
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