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2007年1月 8日 (月)

松山・大洲・内子への旅(3)

旅館「ふなや」
泊まった宿は老舗旅館の「ふなや」さん
大きな庭園があって、とても落ち着いている。

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翌朝、すぐ近くにある伊佐爾波神社に行った。
急な石段を上がると、眼下に温泉街がみえる。
石段のすぐ左にある建物が「ふなや」。


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          (道後温泉を見下ろす石段)

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             (伊佐爾波神社)
朱色の八幡造りが豪華な神社だ。
誰もいなかった。

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                  (宝厳寺)
伊佐爾波神社から徒歩5分くらいで宝厳寺だ。
時宗の開祖・一遍上人の生誕の地といわれる。
ヘエ知らなかったな。
由緒あるお寺なんだ。
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                            (子規の句碑)
「色里や 十歩はなれて 秋のかぜ」子規
夏目漱石と道後温泉に来てこのお寺に立ち寄り
そのときの作品。


ここでも誰一人会わず、ひっそりしている。
温泉街といっても、草津や下呂、渋温泉のように
下駄履いてお客が早朝散歩する風情はなさそうだ。

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              (ふなやの朝食)
宿に戻って朝食。
盛り付けもきれいで、私には充分食べきれない
ほどありました。
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 (ふなやから見る松山市立子規記念博物館)
ところで、ふなやの部屋から見えていた大きな建物は
「子規記念博物館」だった。
ふなやの広い庭園を抜けて道路に出ると目の前が
博物館の入り口だ。
入館料は400円。

近代俳句の父・正岡子規を記念して昭和56年に建てられた。
子規の生きた時代・そして子規の人間像・松山の歴史などが
書簡、写真、資料などで構成され見ごたえ充分。

子規は旅が大好きだったことは意外に知られていない。
(私だけかもしれないが・・・)
やはり、先達・芭蕉の影響なのか。
明治24年に木曽路も歩いている。
確か馬籠辺りに句碑があったような。

明治26年には東北地方を歩き「はてしらずの記」
にまとめている。
芭蕉の「奥の細道」を強く意識していたのだろうか。
ところで、大垣は「奥の細道・結びの地」である。
そして大垣も俳句が盛んであった。

もうひとつは、子規の貪欲ともいえる食欲だ。
特に子規は病床で寝たきりの弱々しいイメージがある。
「糸瓜咲いて 痰のつまりし 仏かな」

だから朝食から粥三椀、佃煮、牛乳とか
昼には粥三椀、鯛の刺身など
どこが病人じゃ!と思えるくらい
食べたがりの大食かんには驚かされた。

ともかく子規記念館は訪れるだけの価値があり
お勧めの場所です。
         

松山城
城下町のシンボルはやはり城だ。
勝山(標高132m)に建っている。

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                    (松山城)
ロープウエイで2分。
加藤嘉明が築城。その後松平家15万石。
石垣が立派である。
瀬戸内海から運んできたのだろうか。

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                   (天守閣)
天守にまで行く道が長く、城門を潜り抜ける。
この11月「平成の大改修」が終わったところだ。
屋根や壁が美しく蘇ったとか。
確かに汚れや崩れがなく整備がなされていたようだ。
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           (天守から見た松山市街)
天守閣に登ると見晴らしがいい。
城が市の中心にあるので、四方が見渡せる。

「村でも町でも新しく訪ねていったところは、
かならず高いところへ上がってみよ。
そして方向を知り、目立つものを見よ。・・・
・・そして山の上で目をひいたものがあったら、
そこへは必ずいってみることだ。
高いところでよく見ておいたら道に迷うようなことは
ほとんどない。」
   (宮本常一の父・善十郎から郷里を出る際に話された教訓メモ)

私の好きな民俗学者・宮本常一氏のこの教訓は
今でも旅をするときに心がけていることだ。
そして、立派にこのことは当たっている。

ある知らない町や村を訪れるときは、頭の中に大まかな地図を
インプットしておく。
そして、現地ではできるだけ自分の足で歩く。
そうすると、一層その土地がわかる。
                    (続く)

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宮本常一 生誕100年 福岡フォーラム
宮本常一を語る会主催
5月27日(日) 13:00~17:00
アクロス福岡 円形ホール

フォーラム概要
主催者あいさつ[ 代表世話人 長岡秀世 ]13:00~13:10
ドキュメンタリー鑑賞[ "学問と情熱"シリーズから ]13:13~14:00
基調講演[ "家郷の訓"と私 原ひろ子 氏 城西国際大学客員教授 お茶の水女子大学名誉教授 ]14:05~15:20
パネルディスカッション[ コーディネーター 長岡秀世 ]15:35~16:45

パネリスト
武野要子 氏 (福岡大学名誉教授)
鈴木勇次 氏 (長崎ウエスレヤン大学教授)
新山玄雄 氏(NPO周防大島郷土大学理事 山口県周防大島町議会議長)
佐田尾信作 氏 (中国新聞記者)
藤井吉朗 氏 「畑と食卓を結ぶネットワーク」
照井善明 氏 (NPO日本民家再生リサイクル協会理事一級建築士)

作品展示
宮本純子[ 宮本常一名言至言書画作品 ]
瀬崎正人[ 離島里山虹彩クレヨン画作品 ]
鈴木幸雄[ 茅葺き民家油彩作品 ]

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