« 富有柿がうまい! | トップページ | ええかげんにしとけ! »

2006年11月19日 (日)

富有柿がうまい(2)!

大柿と家康
西美濃は昔から柿の産地だ。
それだけに柿にまつわる話もよくある。

慶長5年9月のこと。
岐阜落城の報に家康は江戸を出て東海道を西進。
9月13日岐阜に1泊。
14日早朝、稲葉貞道を案内人に旧東山道を
神戸(ごうど)を通り昼、赤坂に到着。
岡山頂上(勝山)に入る。
眼前の大垣城には石田三成が待ち構えている。

この神戸を通るとき、八条村の瑞雲寺で休息した。
禅僧が大きな柿を家康に捧げたところ
「大柿が我が手に落つ」と大いに喜び
この柿を投げ、小姓らに拾わせたという。
(神戸町史〈上巻〉のなかで『関東一乱志』に記述があるとしている)
_028_1
このあと、家康は大垣城での戦いを嫌い
関ヶ原に石田を誘い出す陽動作戦にでて勝利を勝ち取るのである。

瑞雲寺はこれ以降、柿寺と称され
朱印地10石をもらい、幕末まで続いたという。
(瑞雲寺文書)
_029_3
現在、瑞雲寺は、臨済宗妙心寺派 金龍山 瑞雲禅寺として
静かな村合いに建っている。

今でもお寺の庭には柿の木がある。
ただし、当時のものではないと思われるが・・・

ところで、この献上された柿はどんな種類だったのか。
富有柿ではなかったことは確かだが。
甘柿か渋柿か。

「水練柿」を献上、とある。(瑞雲寺文書)

ともかく、柿はこうしたことからも読み取れるように
西美濃の秋の名産品である。

柿を使用した和菓子も多い。
特に大垣では柿羊羹が有名だ。
これは富有柿ではなく、蜂屋柿を使用している。

「槌谷の柿羊羹」は半割りの竹の器に流し込んだもので
全国的にも知られている名品である。

西美濃の秋は、柿色に染まって一層、季節を色濃くさせてくれる。

« 富有柿がうまい! | トップページ | ええかげんにしとけ! »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/111086/4245047

この記事へのトラックバック一覧です: 富有柿がうまい(2)!:

« 富有柿がうまい! | トップページ | ええかげんにしとけ! »

2016年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

日本ブログ村

最近のトラックバック

無料ブログはココログ