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2006年9月18日 (月)

中仙道を歩く/中津川宿~落合宿

前回から1週間後の9月16日土曜日、また中仙道を歩くことにした。
雨の心配があったが決行した。

JR東海が土・休日限定で発売の『青空フリーキップ」を使う。
1枚2500円だ。
中央線は木曽平沢まで一日乗り降りフリーのお得なキップだ。
中津川駅に11時過ぎに着いた。
Photo_54

江戸・日本橋から45番目の中津川宿から落合宿を抜け
43番目の木曽路・馬籠宿までをめざす気ままな一人旅である。
  
美濃路から山深い木曽路に入る時に覚える緊張感を味わうことが今回の目的のひとつである。
そして、多くの旅人が西から東の向かった。
芭蕉、皇女和宮、赤報隊など
思い思いの心を秘めながら木曽路をめざした。

すでに雨がぱらついている。
難儀な旅になるかもしれない。
しかし、昔の人は雨降りでも嵐でも、雪が降る厳寒の冬でも、炎天下の夏でもふさわしい格好で歩いたのだ。
少々の雨なんか平気さ!という気分でスタート。
Photo_55

宿の東の茶屋坂

整備された駅前を直進する。
栗きんとんの「すや」を右に見て、アピタ手前の信号を左折し東に進む。
突き当りの坂道には高札場がある。
この「茶屋坂」は中津川宿の東端にあたる。
達筆な定め書きが何枚も掲げてある。
デジカメを持った男が「素晴らしいな!」とシャッターを切る。
そして車で走り去る。
どうやら観光地点だけを写真に記録しているようである。
あちらがピンポイントなら、私は連続した曲線の旅である。

Jpg_17
急坂を登ると幹線道路に出る。
横断すると中津高校だ。
横道に沿ってさらに登ると旭丘公園がある。

芭蕉句碑
片隅に芭蕉の句碑がある。

「山路きてなにやらゆかしすみれ草」

Photo_56

大垣と芭蕉
すこし話題がそれるが
芭蕉は東海地方に縁が深く、大垣もその中心だった。
何度も大垣を訪れている。
芭蕉は少なくとも江戸から「野ざらし紀行」の帰路と、「更科紀行」の2度、木曽路を通ったようだ。
その都度、大垣には滞在している。
大垣は美濃派の谷木因がいた。

また「奥の細道の結びの地」として大垣・船町に史跡が残っている。
中津川も東濃の商業の中心地、俳句など文化的には進んでいたはず。
芭蕉はそうした地方ファンに頼りつつ旅を続けたのであろう。

     
中山道は、ゆるやかなカーブを描きながら東に進む。
しゃれた黄色っぽい石を混ぜたカラー舗装が続く。
携帯用傘をさしながら小雨のなか、街道を歩くのも悪くない。

国道19号線をくぐって緩やかな坂道を歩く。
大型トラックが轟音をたてて通り抜けていく。

Photo_58
道沿いに農家が点在し静かなたたずまいを見せている。
常夜灯が何気なくあるとほっとする。
小雨に濡れて光る路面は風景をしっとりさせる効果がある。

子野(この)石仏群
Photo_59
庚申塔、石仏などさまざまな石造物がならんでいる。
枝垂桜の老木がある。
旅の途中で息途絶えた人もいるだろう。
まさに人生は旅。
そっと手を合わせた。

与坂の立場跡
Photo_60
坂道が続き、ゆるいカーブを登って行く。
小高いところに民家が両側に立ち並んでいる。
ひときわ古いが立派な建屋が目に付く。
与坂の立場跡の標識があった。(次に続く。)


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