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2006年6月 6日 (火)

「あんとくいん」

おやじの背中(1)

おやじは、昭和52年に66歳で亡くなった。

今のような高齢化社会になる前でもまだまだ若かった。性格はきわめて温厚で、少しおちょこでめったに怒ることはなかった。照れくさそうな笑顔が印象的だった。

こんな話を叔母から聞いたことがある。

おやじは甘いものが小さい頃から大好きだった。おやじがまだ子供のころ家で法事があった。当時は野菜を型どった饅頭が引き出物だった。

それが足りなくなっていた。どうしたのか問われても知らぬ存ぜぬを決め込んでいたが、突然ゲロを吐いてばれてしまった。

いつの間にかおやじはもうひとつの法名「あんとくいん」がついた。
そして親しみをこめてこの名が今でも呼ばれるようになった。

恥ずかしながら、少しおっちょこで愛すべきおやじ。
薄らいでいく記憶の中から、断片をたどりつつ
おやじのエピソードを順次紹介しよう。

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